大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・聖俗が入り混じる「教会都市ローマ」の音楽活動、とくにオペラを理解する。
・19世紀以後のイタリア激動の時代における音楽活動を理解する。

【講義概要】
ヨーロッパの音楽の歴史をたどっていくと、音楽は社会のなかで様々な役割を果たした。また政治体制や宗教、地理上の事情の違いによって、同じ時代であっても都市ごとに非常に異なる音楽活動が営まれていた。本講座ではこうした視点で音楽の歴史を考察する。今回は18世紀半ばから20世紀前半のローマを取り上げ、ローマ・カトリックの総本山のある「教会都市ローマ」がいかに音楽史上注目すべき音楽活動を展開したかを考察する。

【各回の講義予定】
第1回 2019/10/ 5(土) ローマの音楽史概観
第2回 2019/10/12(土) 古典派の時代(1)
第3回 2019/10/19(土) 古典派の時代(2)
第4回 2019/10/26(土) 19世紀初頭の音楽活動
第5回 2019/11/ 9(土) ロマン派の音楽活動(1)
第6回 2019/11/16(土) ロマン派の音楽活動(2)
第7回 2019/11/23(土) ロマン派の音楽活動(3)
第8回 2019/11/30(土) 19世紀末の音楽活動
第9回 2019/12/ 7(土) 20世紀初頭の音楽活動
第10回 2019/12/14(土) 両大戦間の音楽活動

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	米田 かおり
肩書き	桐朋学園大学・武蔵野音楽大学・昭和音楽大学講師
プロフィール	埼玉生まれ。桐朋学園大学作曲理論学科(音楽学)卒業、同研究科修了。専門は西洋音楽史。著書、訳書に『ドレスデン 都市と音楽』(東京書籍 共著)、『花開く宮廷音楽―ルネサンス』(音楽之友社 共訳)、『音楽中辞典』(音楽之友社)などがある。他、コンサート・プログラム、CDライナー・ノートなど多数執筆。