大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・仏像鑑賞に役立つ日本史を学ぶ。
・各時代を代表する重要作例を学ぶ。
・仏像の様式と制作技法を学ぶ。

【講義概要】
仏像鑑賞のための日本史を学ぶ講座として飛鳥時代から始まりましたが、秋期は平安前期を学びます。毎回、時代を代表する仏像を取り上げ、その仏像の制作に関連する人物や事件にスポットをあてながら、同時代の仏像を理解するために必要な日本史の事項を掘り下げていきます。仏像が制作される背景には必ずその時代の要請があります。仏像を日本史の目で見ることによって仏像鑑賞の視点を広げていきましょう。

【各回の講義予定】
第1回 2019/10/ 4(金) 東北の仏像
第2回 2019/10/11(金) 平安初期の藤原氏と興福寺
第3回 2019/10/18(金) 室生寺の仏像
第4回 2019/10/25(金) 皇統に連なる人々の真言宗への帰依
第5回 2019/11/ 8(金) 円仁と円珍
第6回 2019/11/15(金) 仁和寺の造営
第7回 2019/11/22(金) 醍醐寺の造営
第8回 2019/11/29(金) 十世紀の仏像
第9回 2019/12/ 6(金) 空也と六波羅蜜寺
第10回 2019/12/13(金) 清凉寺釈迦如来像

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	森下 和貴子
肩書き	日本大学講師
プロフィール	東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、同大学院文学研究科博士課程修了。専門分野は東洋美術史。論文に「藤原寺考―律師道慈をめぐって」(『美術史研究』25冊)、「木心乾漆像の出現と漆」(『仏教芸術』255号)、「興福寺西金堂の華原磬ー金鼓の典拠に対する疑問と思想的背景ー」(『奈良美術研究』18号)。