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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-09-30 / 日本史 / 学内講座コード:130203

日本の近世 18世紀半ばから幕末維新期まで

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10月 2日(水)~12月 4日(水)
講座回数
10回
時間
10:40~12:10
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
29,700円
定員
50
その他
ビジター価格 34,155円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・江戸時代とは実際はどういう社会だったのか。秋学期では18世紀中頃から幕末までを対象に広い視野で理解できるようにする。
・日本の政治や社会の営みが、近世後半から幕末維新期にかけてどのように国際的環境の影響を受けながら進んでいったのかを理解できるようにする。

【講義概要】
江戸時代については、近年ではエコ社会、リサイクル社会、隣同士が仲良く暮らす社会、先祖から子孫へ家族を維持していく社会など、好感のイメージで語られることが多くなっていますが、きびしい支配や身分格差の社会として描くドラマ・小説も少なくありません。本講座では、通史のかたちで、時期ごとに、また問題を分けて、広い視野でこの時代を理解できるようにお話しします。秋学期は近世後半の通史として広く理解できるように工夫したいと思います。近世の17世紀はいろいろ問題が出ますが、成長過程での問題です。18世紀後半以降の近世史は、民間社会の内部に矛盾をかかえ、元からの身分制を越える上下格差が生まれ、それが種々の紛争を生みます。幕府諸藩とも財政危機と民政不取締まりの状況を克服するために改革に取り組みます。「幕藩体制」が変化するなかで「海防」課題も大きくなります。それらにも画期があります。その変化を追ったり、立ち止まって深く観察したりしながら、幕末まで話を進めていきます。人々の行動や考え方を知るために、毎回、いくつかの「史料」を紹介します。日本の政治や社会の営みが、どういう国際的環境の影響を受けながら進んでいったのかということを見落とさないように、東アジアやヨーロッパとの関係にもできるだけ触れます。また、その時々に登場する人物や集団についてもとりあげたいと思います。

【各回の講義予定】
第1回 2019/10/ 2(水) 主従・親子・男女など、それぞれの社会関係ごとにつくられた身分制度
第2回 2019/10/ 9(水) 和風の衣食住と暮らしとはどういうものだったのか
第3回 2019/10/16(水) 社会の活力を反映した田沼時代
第4回 2019/10/23(水) 諸藩が取り組んだ18世紀後半の改革政治
第5回 2019/10/30(水) 民間社会で進んだ土地集積と階層の分化
第6回 2019/11/ 6(水) 武士の藩校と庶民の手習い塾、専門郷学
第7回 2019/11/13(水) 寛政の幕政改革と「祖法」の作られ方
第8回 2019/11/20(水) 百姓一揆・打ちこわしと大塩の乱
第9回 2019/11/27(水) 復興をめざす天保期以降の幕政・藩政の諸相
第10回 2019/12/ 4(水) 幕末維新期の内憂外患と社会に広がる世直し願望

備考

【ご受講に際して】
◆本講座は2019年春学期の続編です。2018年度秋学期の同名講座とおおむね同じ内容です。

【テキスト・参考図書】
参考図書
『江戸時代(第12刷)』(岩波書店)(ISBN:978-4005003365)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 深谷 克己
肩書き 早稲田大学名誉教授
プロフィール 早稲田大学文学部助手から教授まで歴任。専門は日本近世史。著書に『士農工商の世』(小学館)、『江戸時代』(岩波書店)、『江戸時代の身分願望』(吉川弘文館)、『田沼意次』(山川出版社)、『東アジア法文明圏の中の日本史』(岩波書店)、『民間社会の天と神仏』(敬文舎)。
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