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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-10-01 / 文学 / 学内講座コード:130147

『源氏物語』の言葉と心 光源氏の後半生の世界(若菜上巻々末部~若菜下巻)

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10月 3日(木)~12月 5日(木)
講座回数
10回
時間
14:45~16:15
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
29,700円
定員
30
その他
ビジター価格 34,155円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・『源氏物語』の「言葉」(表現・あや)と、そこに託されている「心」(内容・思い)をできるだけ丁寧に読み進めます。
・『源氏物語』の原文を読んで、その豊かな味わいを感じ取っていきたいと思います。
・光源氏の後半生の物語について、今回は春学期に引き続き、若菜上巻々末部から若菜下巻前半部を扱います。
・若菜下巻には、源氏物語全体の中でもとりわけ重要な、柏木と源氏の正妻女三宮の密通事件や、六条院の女性たちによる華麗な女楽などさまざまな出来事が語られます。若菜上巻々末部から若菜下巻前半部には、その事件の発端となる、柏木の女三の宮に対する異様なほど惑乱した恋慕の様子などが描かれます。その新たに動き出した物語世界のありようを理解しながら、それを実感として想像できるようにしたいと思います。

【講義概要】
『源氏物語』のひとつひとつの「言葉」(表現・あや)と、そこに託されている「心」(内容・思い)は、とても深くて繊細です。人の心の奥底にまで触れるようなものだからです。そのため、とても難しいところもありますが、それを味わえたときの喜びにはまた特別なものがあります。この講座では、光源氏の人生の深まりや広がりが一段と増していく後半生の物語の「言葉」と「心」を原文で丁寧に読み味わい、その多彩で豊かな世界を生き生きと実感して想像できるようにしたいと願っています。また、初心者の方にもわかりやすい説明を心がけながら、出席する皆さんの心に深く触れるような講座を作っていけたら、とも思います。

【各回の講義予定】
第1回 2019/10/ 3(木) 講師の自己紹介と講義の目標や概要について。 『源氏物語(9)若菜上』の[三九]「柏木、夕霧と同車して、宮への同情を語る」前半部
第2回 2019/10/10(木) テキスト[三九]「柏木、夕霧と同車して、宮への同情を語る」後半部~[四〇]「柏木、慕情つのって小侍従に文をおくる」前半部
第3回 2019/10/17(木) テキスト[四〇]「柏木、慕情つのって小侍従に文をおくる」後半部
第4回 2019/10/24(木) 源氏物語【10】若菜下、柏木のテキスト[一]「柏木、小侍従の返事を見て惑乱する」~[二]「六条院の競射、柏木、物思いに沈む」前半部を読み、講義する。質疑応答、など。
第5回 2019/10/31(木) テキスト[二]「六条院の競射、柏木、物思いに沈む」後半部~[三]「柏木、弘徽殿女御を訪ね、女三の宮を想う」を読み、講義する。質疑応答、など。
第6回 2019/11/ 7(木) [四]「柏木、東宮を促し、女三の宮の猫を預る」前半部を読み、講義する。質疑応答、など。
第7回 2019/11/14(木) [四]「柏木、東宮を促し、女三の宮の猫を預る」後半部を読み、講義する。質疑応答、など。
第8回 2019/11/21(木) [五]「玉鬘、髭黒と式部卿宮家のその後の動静」を読み、講義する。質疑応答、など。
第9回 2019/11/28(木) [六]「蛍宮、真木柱と結婚、夫婦仲よからず」前半部を読み、講義する。質疑応答、など。
第10回 2019/12/ 5(木) [六]「蛍宮、真木柱と結婚、夫婦仲よからず」後半部を読み、講義する。質疑応答、など。

備考

【ご受講に際して】
◆指定のテキストと筆記用具をお持ちください。

【テキスト・参考図書】
テキスト
『古典セレクション 源氏物語(10)若菜下、柏木』(小学館)(ISBN:978-4093620901)
『古典セレクション 源氏物語(9)若菜上』(小学館)(ISBN:978-4093620895)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 吉見 健夫
肩書き エクステンションセンター講師
プロフィール 博士(文学・早稲田大学)。早稲田大学文学部や政治経済学部等で主に源氏物語についての講師担当。主要論文「源氏物語和歌論」(博士論文)、「若菜上巻の方法と和歌―女三の宮と紫の上の形象をめぐって―」「若菜上巻以降の紫の上と源氏」「柏木物語の『あはれ』と救済」など。
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