大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・聖書の持つ古典性の深さと聖典性の高さを学び、聖書の根底にあるヘブライ的思考をも求めます。
・四福音書のうちマタイ福音書を通して、迫害され十字架刑で惨死したイエスの悲劇的生涯のうちに、人生の崇高な真実を求めます。

【講義概要】
名訳と言われる「欽定英訳聖書」の現代版「新欽定英訳聖書」をテキストとします。昨年度から新約聖書のマタイ福音書から読み始め、今回は「山上の説教」(5～7章)の後半です。聖書の英語の特徴を説明し、聖書的解説をします。聖地DVDや絵画を参照します。

【ご受講に際して】
◆高校卒程度の英語能力を前提として、丁寧に説明します。
◆「名訳で読む英訳聖書」と「聖書と文学」とは同じ時限での隔週講義となりますので、日程にご注意ください。

【テキスト・参考図書】
テキスト
『聖書お手持ちの英訳聖書で可。ただし講義ではThomas Nelson Publishers刊のThe New King James Version（NKJV）を用います。』

【備考】
講師が使用するThomas Nelson Publishersの英訳聖書は現在、入手困難です。多くの種類があるNKJVの英訳聖書のいずれかをお持ちください。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	中村 匡克
肩書き	聖書研究者、英文学者、元工学院大学教授
プロフィール	1937年長崎県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科英文学専攻修士課程修了。著訳書に『神が初めに創られたものとは―俳句で読む聖書物語』（日本キリスト教団出版局）、Ａ・ヘッシェル著『人間とは誰か』（同）、『ワードパル英和辞典』（小学館、編集主幹）、『「英語教育のための文学」案内事典』（彩流社）ほか。