講座詳細情報
申し込み締切日:2019-09-29 / 文学 / 学内講座コード:130111
『土佐日記』を読む
- 開催日
- 10月 1日(火)~12月10日(火)
- 講座回数
- 10回
- 時間
- 10:40~12:10
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 29,700円
- 定員
- 30
- その他
- ビジター価格 34,155円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
・作品の内容を鑑賞するのにとどまらず、和歌や散文の表現の中に織り込まれた「言葉遊び」の要素や、歌人である作者の表現へのこだわりに注目する。
・作者の実体験そのものではない、文学作品としての虚構の要素にも目を向ける。
・その後に成立した女流日記への影響についても理解を深める。
【講義概要】
「男もすなる日記といふものを女もしてみむとてするなり」という、作者を女性に仮託した有名な冒頭文ではじまる『土佐日記』は、『古今和歌集』の撰者でもある歌人紀貫之が、土佐の国司の任を終えて帰京する際の旅の日記で、仮名で書かれた最初の日記作品として知られています。五十五日にも及ぶ困難な船旅での様々な人間模様や、土佐で亡くなった幼い娘への哀惜の思いなどがつづられています。また、在原業平や阿倍仲麻呂などの著名な故事にも言及があります。今回の講座では、本文を丁寧に読解するとともに、『貫之集』所収の和歌なども紹介しながら全編を読み通します。
・作品の内容を鑑賞するのにとどまらず、和歌や散文の表現の中に織り込まれた「言葉遊び」の要素や、歌人である作者の表現へのこだわりに注目する。
・作者の実体験そのものではない、文学作品としての虚構の要素にも目を向ける。
・その後に成立した女流日記への影響についても理解を深める。
【講義概要】
「男もすなる日記といふものを女もしてみむとてするなり」という、作者を女性に仮託した有名な冒頭文ではじまる『土佐日記』は、『古今和歌集』の撰者でもある歌人紀貫之が、土佐の国司の任を終えて帰京する際の旅の日記で、仮名で書かれた最初の日記作品として知られています。五十五日にも及ぶ困難な船旅での様々な人間模様や、土佐で亡くなった幼い娘への哀惜の思いなどがつづられています。また、在原業平や阿倍仲麻呂などの著名な故事にも言及があります。今回の講座では、本文を丁寧に読解するとともに、『貫之集』所収の和歌なども紹介しながら全編を読み通します。
備考
【ご受講に際して】
◆2015年秋学期の同名講座と、ほぼ重なる内容です。
◆テキストは、『貫之集』も収録されているものとして下記のものを指定しました。『土佐日記』の全文が収録されている他の注釈書を既にお持ちの場合は、それでもかまいません。
【テキスト・参考図書】
テキスト
『新潮日本古典集成 土佐日記 貫之集』(ISBN:978-4106203800)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
◆2015年秋学期の同名講座と、ほぼ重なる内容です。
◆テキストは、『貫之集』も収録されているものとして下記のものを指定しました。『土佐日記』の全文が収録されている他の注釈書を既にお持ちの場合は、それでもかまいません。
【テキスト・参考図書】
テキスト
『新潮日本古典集成 土佐日記 貫之集』(ISBN:978-4106203800)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 田畑 千恵子 |
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肩書き | エクステンションセンター講師 |
プロフィール | 早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得。専門分野は平安時代の散文(『枕草子』・日記文学)。早稲田大学及び複数の大学で学部生の指導を担当してきた。主要論文「枕草子『かへる年の二月二十余日』の段の位相」(『日本文学研究資料新集 四』有精堂)、「枕草子日記的章段の方法」(『中古文学』36号)など。 |