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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-07-21 / 世界史 / 学内講座コード:320306

第一次世界大戦と日本・日本人 日本参戦の影響と反響

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
7月23日(火)~ 8月27日(火)
講座回数
4回
時間
15:00~16:30
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
11,664円
定員
24
その他
ビジター価格 13,413円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・第一次世界大戦の歴史的な展開を知る。とくに1914年8月の日本参戦の経緯を英米の動きとともに知る。また、当時ドイツにいて、脱出したり、抑留された日本人の実態を知る。
・日本の政治・軍事指導者たちが、参戦に至るまで、および参戦後にどのような意思決定をし、その過程で各国との間でどのような問題が生じたのかを理解する。
・当時の各国の時事諷刺漫画などを用いて、日本参戦と日本・日本人がどのように受け止められたのかを吟味する。

【講義概要】
第一次世界大戦が勃発すると、元老の一人はこれを「天祐」と表した。ヨーロッパ列強諸国が大戦で東アジアに手が回らなくなった間隙を突き、行き詰っていた中国における権益の問題を解決する好機と捉えたのである。日本は日英同盟の「誼」を理由として、英仏側に立って、1914年8月23日に参戦した。日本の師を自任していたドイツにとって日本の参戦は裏切りであり、また中立国アメリカは元より、同盟国イギリスにさえ日本の野心を警戒する動きがあった。本講座では、まず英米の動きも交えて、とくに大隈首相、加藤外相、イギリスのグレイ外相、チャーチル海相などに着目して、日本参戦の経緯を明らかにする。次いでドイツ側の反応、とくに諷刺画に見られた激しい反日感情とその特徴を吟味する。さらに第3回では、大戦勃発時にドイツから逃れた日本人やドイツに抑留された日本人の動向を知る。ドイツから逃れた人々の中には、前田利為といった軍人や、小泉信三や河上肇といった知識人がいた。第4回では、大戦当初に見られた日英海軍の協力と、日本海軍によるドイツ領南洋群島の占領過程を吟味する。これらの大戦初期の動きは、日本軍の青島攻略作戦(冬講座で取り上げる予定)に至る過程を知る上でも重要である。

【各回の講義予定】
第1回 2019/ 7/23(火) 日本参戦の経緯:日本の政治外交、揺れ動いたイギリスの対応、アメリカの警戒
第2回 2019/ 8/ 6(火) 不実な敵「黄禍」日本:日本参戦とドイツの反応
第3回 2019/ 8/20(火) ドイツにいた日本人:脱出と抑留
第4回 2019/ 8/27(火) 日本海軍の活躍:イギリス海軍との連携とドイツ領南洋群島占領

備考

【テキスト・参考図書】
参考図書
『第一次世界大戦と日本海軍 ― 外交と軍事との連接』(慶應義塾大学出版会)(ISBN:978-4766406870)
『「八月の砲声」を聞いた日本人 ― 第一次世界大戦と植村尚清「ドイツ幽閉記」』(千倉書房)(ISBN:978-4805110126)
『第一次世界大戦と日本』(講談社現代新書)(ISBN:978-4062882668)
『旧外交の形成 ― 日本外交一九〇〇~一九一九』(勁草書房)(ISBN:978-4326200498)
『第一次世界大戦史 ― 諷刺画とともに見る指導者たち』(中公新書)(ISBN:978-4121023681)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 飯倉 章
肩書き 城西国際大学教授
プロフィール 1956年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業、国際関係学修士(国際大学)、学術博士(聖学院大学)。専門は国際関係史で、第一次世界大戦、日露戦争、黄禍論、諷刺画などを研究。著書に『第一次世界大戦史』(中公新書)、『1918年最強ドイツ軍はなぜ敗れたのか』(文春新書)、『黄禍論と日本人』(中公新書)など。
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