講座詳細情報
申し込み締切日:2019-07-21 / 文学 / 学内講座コード:320108
日本文学と恋愛
- 開催日
- 7月23日(火)~ 9月 3日(火)
- 講座回数
- 6回
- 時間
- 15:00~16:30
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 17,496円
- 定員
- 24
- その他
- ビジター価格 20,120円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
・古典から近現代にいたる日本文学において恋愛はどのように描かれてきたかを理解する。
・文学に描かれる恋愛と現実世界における恋愛の差違を捉える。
・西洋と日本における恋愛観の差違の背景にある社会的、宗教的な基底を考える。
【講義概要】
明治時代になって日本人は「恋愛」という観念を知るようになったとされるが、古代から近世に至る時代においても日本人は恋愛をし、それが多くの文学作品の主題ともなってきた。近代において北村透谷らキリスト者によって主張されたのはキリスト教を背景とする「精神的恋愛」であったが、現実に近代文学に描かれる恋愛はむしろそれを相対化する様相を呈している。現在では恋愛を異性間の地平に限定すること自体に疑問も呈されているが、こうした変容を示してきた恋愛をめぐる言説と表現の姿を捉えていきたい。
【各回の講義予定】
第1回 2019/ 7/23(火) 古典文学における恋愛(1) ── 『万葉集』『伊勢物語』『源氏物語』
第2回 2019/ 7/30(火) 古典文学における恋愛(2) ── 近松門左衛門、井原西鶴、為永春水
第3回 2019/ 8/ 6(火) 近代文学における恋愛(1) ── 鴎外・一葉・紅葉
第4回 2019/ 8/20(火) 近代文学における恋愛(2) ── 漱石・自然主義・白樺派
第5回 2019/ 8/27(火) 近代文学における恋愛(3) ── 谷崎と川端
第6回 2019/ 9/ 3(火) 近代文学における恋愛(4) ── 現代作家たち
・古典から近現代にいたる日本文学において恋愛はどのように描かれてきたかを理解する。
・文学に描かれる恋愛と現実世界における恋愛の差違を捉える。
・西洋と日本における恋愛観の差違の背景にある社会的、宗教的な基底を考える。
【講義概要】
明治時代になって日本人は「恋愛」という観念を知るようになったとされるが、古代から近世に至る時代においても日本人は恋愛をし、それが多くの文学作品の主題ともなってきた。近代において北村透谷らキリスト者によって主張されたのはキリスト教を背景とする「精神的恋愛」であったが、現実に近代文学に描かれる恋愛はむしろそれを相対化する様相を呈している。現在では恋愛を異性間の地平に限定すること自体に疑問も呈されているが、こうした変容を示してきた恋愛をめぐる言説と表現の姿を捉えていきたい。
【各回の講義予定】
第1回 2019/ 7/23(火) 古典文学における恋愛(1) ── 『万葉集』『伊勢物語』『源氏物語』
第2回 2019/ 7/30(火) 古典文学における恋愛(2) ── 近松門左衛門、井原西鶴、為永春水
第3回 2019/ 8/ 6(火) 近代文学における恋愛(1) ── 鴎外・一葉・紅葉
第4回 2019/ 8/20(火) 近代文学における恋愛(2) ── 漱石・自然主義・白樺派
第5回 2019/ 8/27(火) 近代文学における恋愛(3) ── 谷崎と川端
第6回 2019/ 9/ 3(火) 近代文学における恋愛(4) ── 現代作家たち
備考
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 柴田 勝二 |
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肩書き | 東京外国語大学教授 |
プロフィール | 1956年兵庫県生まれ。大阪大学大学院(芸術学)博士後期課程修了。博士(文学)。明治から平成に至る近代文学を中心として、日本文学を幅広く研究している。著書に『三島由紀夫 魅せられる精神』、『漱石のなかの〈帝国〉――「国民作家」と近代日本』、『中上健次と村上春樹』などがある。 |