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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-07-17 / その他教養 / 学内講座コード:220718

中南米レポート 新たな変動期に直面した中南米情勢を読み解く

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 八丁堀校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
7月19日(金)~ 9月 6日(金)
講座回数
7回
時間
13:00~14:30
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
20,412円
定員
30
その他
ビジター価格 23,473円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・グローバル化に向き合う中南米諸国の経験を対照的な事例から捉え、途上国の対応のあり方について考える。
・中南米社会の構造と最近の政治経済の変化を理解する。
・ベネズエラ危機や北上する中米からの移民の流れなど最新のテーマについて理解を深める。
・なぜ中南米では反米になりやすいか、その源流と現状を理解する。
・中南米経済のポテンシャルの高さや重要性を認識し、日本や中国との関係について広く国際関係の中から捉える。

【講義概要】
21世紀に入り中南米は資源ブームを追い風に高い成長を経験し、新たな変動期に直面しています。グローバル化の反動として、世界では政治の分断やポピュリズムが広がっていますが、中南米も例外ではありません。むしろ中南米は世界の現象に周回先に進んだ経験をしていると言っても過言ではありません。先のブラジルやメキシコの大統領選挙では、経済低迷、大規模汚職や治安悪化を前に既存政治に対する政治不信が渦巻き、民衆層の支持を掴んだ新興勢力が勝利しました。しかし、閉塞状況の打破を期待されて登場した新興ポピュリズム政権が成功するかは予断できません。中南米はポピュリズム政治の破綻を繰り返し経験してきたからです。とくにインフレ率が今年は1000万パーセントに達すると予測されるベネズエラでは、危機が国際化し、深刻度を増しています。また「アメリカ第一主義」を唱える米トランプ政権の誕生で、NAFTAの再交渉など地域統合、北米を目指す中米からの移民への対応やベネズエラ危機などをめぐり、各国は新たな戦略的対応が迫られています。アメリカの「裏庭」とみられてきた中南米ですが、中国が急速に台頭しています。その中で、米中の新冷戦の影響が忍び寄ります。2020年代に向け新たな展開を見せる中南米の政治・経済情勢と、日本を含む国際関係について、その文化社会的古層や背景を押さえつつ、分かりやすく読み解きます。

【各回の講義予定】
第1回 2019/ 7/19(金) グローバル化と向き合う中南米 ー ワシントンコンセンサスから分岐へ
第2回 2019/ 7/26(金) 社会格差から生まれるポピュリズム政治の盛衰 ー ベネズエラ危機とボリビアの行方
第3回 2019/ 8/ 2(金) 資源ブームと中間層の台頭 ー ブームの終焉で「中所得国の罠」からいかに逃れるか
第4回 2019/ 8/ 9(金) なぜ人々は北に向かうのか − 中米からの移民の流れを生むメカニズム
第5回 2019/ 8/23(金) なぜ南は反米になるのか ー アメリカと中南米の愛憎の関係
第6回 2019/ 8/30(金) このポテンシャルの大きな地域と日本はどのような関係を築いたか
第7回 2019/ 9/ 6(金) 米中の新冷戦の現場として ー 中国の台頭を考える

備考

【ご受講に際して】
◆世界情勢の変化によって、講座内容が変更になることがあります。
◆知識や情報を簡単に入手できる時代です。適確な情報を積極的に収集して授業に臨んでほしいと思います。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 遅野井 茂雄
肩書き 筑波大学名誉教授 ラテンアメリカ協会顧問
プロフィール アジア経済研究所、在ペルー日本大使館を経て、南山大学・筑波大学教授、日本ラテンアメリカ学会理事長などを歴任。専門は、ラテンアメリカ政治・国際関係。40年以上にわたり中南米情勢をウォッチ、現在『現代用語の基礎知識』で「中南米」、『国際情報サイトForesight』で「中南米の部屋」を担当している。
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