大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の類似性と相違の双方を学ぶ。
・「聖書」と「コーラン」の読み方を身につける。
・現代の世界情勢の背後にある諸宗教の考え方の違いを理解する。

【講義概要】
三大一神教(ユダヤ教、キリスト教、イスラム教)の類似性と相違の双方を丁寧に学びます。
三つの一神教を比較しながら学ぶことによって、それぞれの宗教について別々に学んでいるのでは見えてこない様々なことが見えてきやすくなります。
それぞれの宗教の根本的な教えを概説しつつ、本格的な比較思想的考察を行っていきます。三大一神教を理解することは、現代の世界情勢や世界史を理解するためにも不可欠です。
三大一神教を学ぶためには、「聖書」と「コーラン」という聖典について学ぶことが最も重要なことになりますので、「聖書」と「コーラン」との比較に焦点を当てながら、三宗教の基本を順序立てて説明していきます。

【各回の講義予定】
第1回 2019/ 4/11(木) 三大一神教入門
第2回 2019/ 4/18(木) 三大一神教の聖典の比較考察
旧約聖書・新約聖書・クルアーン（コーラン）
第3回 2019/ 4/25(木) ユダヤ教と旧約聖書
第4回 2019/ 5/16(木) キリスト教と新約聖書
第5回 2019/ 5/23(木) イスラム教とクルアーン
第6回 2019/ 6/13(木) 「預言者」とはなにか (1) 聖書における預言者
第7回 2019/ 6/20(木) 「預言者」とはなにか (2) クルアーンにおける預言者
第8回 2019/ 6/27(木) まとめ

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	山本 芳久
肩書き	東京大学准教授
プロフィール	東京大学大学院准教授。1973年生。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。専攻は、哲学・倫理学・キリスト教学。博士(文学)(東京大学)。著書に『トマス・アクィナス　理性と神秘』（岩波新書、2017年、サントリー学芸賞受賞）、『トマス・アクィナス　肯定の哲学』（慶應義塾大学出版会、2014年）等。