大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・音楽作品を、それが生まれた時代の背景の中で考える。
・17世紀にヴェネツィアで活躍した作曲家たちに焦点をあてる。
・サン・マルコ大聖堂や貴族たちの館での活動を中心に概観する。

【講義概要】
中世以来のヨーロッパの音楽の流れを概観するこの講座では、2014年からイタリアの音楽を紹介しているが、2年前から17世紀にはいり、まずモンテヴェルディとカヴァッリの活動をとりあげた。この春学期では、その2人以外に17世紀のヴェネツィアで活躍した作曲家たちに焦点をあてて、サン・マルコ大聖堂の音楽家として活動したグランディ、ロヴェッタ、レグレンツィ、あるいは貴族の館などで活躍した女性作曲家バルバラ・ストロッツィをはじめとする、さまざまな作曲家たちの音楽を紹介する。

【各回の講義予定】
第1回 2019/ 4/10(水) グランディとリガッティ
第2回 2019/ 4/17(水) ジョヴァンニ・ロヴェッタ
第3回 2019/ 4/24(水) ダリオ・カステッロ
第4回 2019/ 5/ 8(水) ビアジョ・マリーニ
第5回 2019/ 5/15(水) アントニオ・チェスティ
第6回 2019/ 5/22(水) ヨハン・ローゼンミュラー
第7回 2019/ 5/29(水) バルバラ・ストロッツィ(1)
第8回 2019/ 6/ 5(水) バルバラ・ストロッツィ(2)
第9回 2019/ 6/12(水) ジョヴァンニ・レグレンツィ(1)
第10回 2019/ 6/19(水) ジョヴァンニ・レグレンツィ(2)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	今谷 和徳
肩書き	音楽史家
プロフィール	1945年生まれ。早稲田大学第一法学部卒業後、同大学院文学研究科博士課程(西洋史専攻)単位取得満期退学。専門は西洋音楽史(ルネサンス音楽)。著書に『新版 中世・ルネサンスの社会と音楽』(音楽之友社)、『ルネサンスの音楽家たち(I・II)』(東京書籍)など、共著に『フランス音楽史』(春秋社)などがある。