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講座詳細情報

申し込み締切日:2019-01-08 / 日本史 / 学内講座コード:340108

「平家物語」を読む

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
2019年1月10日(木)~2019年2月28日(木)
講座回数
8回
時間
10:30~12:00
講座区分
その他 
入学金
8,000円
受講料
23,328円
定員
24
その他
ビジター価格 26,827円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
『平家物語』は、平家一門の滅びを通して歴史の転換期を描ききった、軍記物語の最高傑作です。今学期はまず、代表的な章段の原文を丁寧に読み、その豊饒な世界の魅力に迫ることを目標とします。

【講義概要】
・巻一「祇園精舎」、巻一「祇王」、巻三「足摺」、巻六「入道死去」、巻九「木曾最期」、巻九「忠度最期」「敦盛最期」、巻十一「先帝身投」、灌頂巻「大原御幸」を中心に講読します。常に『平家物語』全体を見渡しつつ、丁寧に流れや背景を説明致します。
・毎回プリントを用いて、物語周辺の史料も参照しながら、史実との関係、人物の描かれ方、合戦に関する知識などについてもわかりやすく解説します。
・『平家物語』本文はこちらでご用意致します。お手元にテキストがなくてもまったく心配ありません。

【各回の講義予定】
第1回 2019/ 1/10(木) 巻一「祇園精舎」― 諸行無常 盛者必衰:数々の「盛者」を列挙した後に、物語の前半の主人公、平清盛を大きくクローズアップ、対句を駆使した見事な序文を味わう
第2回 2019/ 1/17(木) 巻一「祇王」― 平清盛の悪行 遊女の往生:清盛は、名も無き遊女達にまでも非道な振る舞いをする
第3回 2019/ 1/24(木) 巻三「足摺」― 鹿ヶ谷事件と鬼界が島の悲劇:清盛が栄華を極め、平家一門の専横が目立つようになると、後白河院周辺の反平家勢力が平家打倒の動きを見せ始める。絶海の孤島鬼界ヶ島における俊寛の悲劇を読む
第4回 2019/ 1/31(木) 巻六「入道死去」― 清盛の悶死:源頼朝や木曾義仲ら源氏が続々と挙兵する中、清盛の強烈な遺言に込められた思いを吟味する
第5回 2019/ 2/ 7(木) 巻九「木曾最期」― 源頼朝と木曾義仲:平氏都落ち後、都に入った義仲は、都でのあるべき振る舞い方を知らず、瞬く間に孤立し、後白河院とも対決し、粟津松原で敗死する
第6回 2019/ 2/14(木) 巻九「忠度最期」「敦盛最期」― 平家公達の最期:一の谷合戦では、多くの平家公達が落命する。「敦盛最期」では、源氏方の熊谷直実が、平氏の人々に対して精神的な敗北感を感じる様が描かれる
第7回 2019/ 2/21(木) 巻十一「先帝身投」― 帝と剣の行方:平家一門は、一門の栄華の象徴である安徳天皇を失い、滅亡する。その時、清盛の妻二位尼時子は、天皇と共に草薙の剣も携えて沈むが、その剣が見つかることはない
第8回 2019/ 2/28(木) 灌頂巻「大原御幸」― 平家鎮魂:物語は、清盛と時子の娘、安徳天皇の生母建礼門院徳子が大原で往生するさまを描いて幕を閉じる。女院の圧巻の「六道語り」を味わう

備考

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 平藤 幸
肩書き 早稲田大学講師、鶴見大学講師
プロフィール 博士(文学)。専門分野は日本中世文学・軍記物語。著書『平家物語 覚一本 全』(共著、武蔵野書院、2013年)、『中世文学十五講』(共著、翰林書房、2011年)、論文「萩明倫館旧蔵長門本『平家物語』首両巻をめぐって」(『軍記物語の窓 5』2013年)など。
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