大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・シェイクスピアの『間違いの喜劇』の演出方法と劇の概要などを知る
・シェイクスピア喜劇の特色と面白さ、上演の見どころ、翻訳の特色などを知る

【講義概要】
本講座では、シェイクスピア劇に関する解説などを3回に分けて行います。講座テーマとなる舞台は劇団シェイクスピア・シアターによる『間違いの喜劇』ですが、この劇団は1970年代に出口典雄氏の演出の元、装置もなく衣装もジーンズとTシャツという形でシェイクスピアの全作を上演するという快挙を成し遂げた小さな大劇団です。今回取り上げる舞台『間違いの喜劇』は、その中でもとりわけ演出の面白さが光る傑作喜劇ですので、舞台に関する演出家による解説と学者による周辺の解説でさらに理解を深めて頂きたいと思っています。

【各回の講義予定】
第1回 2019/ 1/16(水) 『間違いの喜劇』の舞台化について
第2回 2019/ 1/23(水) 『間違いの喜劇』という劇の特色
第3回 2019/ 1/30(水) シェイクスピア喜劇の特色と言葉について

【ご受講に際して】
◆本講座では観劇のご案内をいたしますが、任意でのご参加となります。
(本講座の受講料には含まれておりません)
◆受講生は優先的に観劇(2019年1月6日14:00～・9日18:30～、場所:吉祥寺シアター)ができますので、ご希望の方は劇団にお電話にてお申し込みいただき、「『シェイクスピア劇を観て・聞いて・楽しむ』」受講生とお伝えください。
(劇団シェイクスピア・シアター公式サイト:
http://www2.odn.ne.jp/shkspr-thr/next.html)
◆補講は2月6日を予定しております。

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	冬木 ひろみ
肩書き	早稲田大学教授
プロフィール	早稲田大学第一文学部卒業後、同大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。2008年度英国ケンブリッジ大学客員研究員。専門分野はイギリス演劇、特にシェイクスピア。編著書に『ことばと文化のシェイクスピア』(早大出版部)、『甦るシェイクスピア』(研究社)などがある。

名前	出口 典雄
肩書き	シェイクスピア・シアター主宰(演出家)
プロフィール	東京大学文学部美学科卒業後、文学座に入団。小田島雄志による「シェイクスピア研究会」に参加。劇団四季を経て、シェイクスピア・シアターを旗揚げ。1981年シェイクスピア全37作品の演出を達成。一人の演出家による全作品演出は世界初。現在も精力的に公演活動を行うほか、シェイクスピア俳優の養成にも力を注いでいる。1978年紀伊国屋演劇賞演出部門賞受賞。