大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・建築家の生き方を通して、日本近代建築の歴史を学びます。
・建築家はどんな思いで、何を設計し、現在、いかに残っているのでしょうか。建築の持つ意味を、社会の流れの中で読み取っていきます。
・2回の見学会では複数の建築を訪ね、理解を深めます。

【講義概要】
第二次世界大戦以前の建築の基調には、過去の優れた建築が持つ特徴を「様式」(style)として捉え、それを適切に応用することによって、建物の内部に気品ある振る舞いをもたらし、外部の都市に品格を与えようという考え方がありました。開国によって西洋から輸入されたそんな思想が1920～30年代、日本で最盛期を迎えます。それを代表する5人を選び、豊富な写真や年表を通じて、建築家たちの活躍を学びます。

【各回の講義予定】
第1回 2018/ 9/29(土) 岡田信一郎
第2回 2018/10/20(土) 渡辺節
第3回 2018/11/10(土) 安井武雄
第4回 2018/11/10(土) 見学会(1):黒田記念館、国立国会図書館国際子ども図書館
第5回 2018/11/24(土) 木子七郎
第6回 2018/11/24(土) 見学会(2):内藤多仲記念館
第7回 2018/12/15(土) 渡辺仁

【ご受講に際して】
【見学会について】
◆第4回の見学会(1):11月10日(土)13:30―15:00
※第3回の教室授業後に実施。
◆第6回の見学会(2):11月24日(土)13:30―15:00
※第5回の教室授業後に実施。
注)見学会に必要な交通費等の費用は別途実費ご負担となります。

【テキスト・参考図書】
参考図書
『東京レトロ建築さんぽ』（エクスナレッジ）（ISBN:978-4767822372）
『東京建築 みる・あるく・かたる』（京阪神エルマガジン社）（ISBN:978-4874354001）
『新装版 東京建築ガイドマップ』（エクスナレッジ）（ISBN:978-4767810225）

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	倉方 俊輔
肩書き	大阪市立大学准教授
プロフィール	1971年東京生まれ。早稲田大学大学院博士課程満期退学後、伊東忠太の研究で博士号。『東京モダン建築さんぽ』『東京レトロ建築さんぽ』『東京建築 みる・あるく・かたる』他の著作、森美術館で9/17まで開催の「建築の日本展」、イケフェス大阪、東京建築アクセスポイント等を通して建築の奥深さを追究している。