講座詳細情報
申し込み締切日:2018-09-30 / 経済 / 学内講座コード:130707
中国の人民元の生立ちとその将来 国際金融における人民元のポジション(位置づけ)はどのように変化しているか
- 開催日
- 10月 2日(火)~12月 4日(火)
- 講座回数
- 10回
- 時間
- 10:40~12:10
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 30,160円
- 定員
- 30
- その他
- ビジター価格 34,534円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
・英国ポンドはその首座を第二次世界大戦後に米国ドルへ譲りましたが、その後の基軸通貨ドルの道は決して平坦ではなくさまざまな問題を伴いました。この間、1990年代まで、中国人民元が国際金融の分野で論じられることは事実上皆無に近い状況でした。むしろ、東アジアでは香港ドルの方が注目されていたと言っても言い過ぎではありません。
・しかし、人民元は2000年代に入って浮上し、ようやく2016年に国際通貨の一角に這い上がりました。尤も、その役割はいろいろな意味で議論に曝されています。
・このような人民元のポジションの変化と将来展望についての理解を深めることを目指します。
【講義概要】
中国経済の興隆は2000年代に入って目覚ましく、その規模は既に日本を大きく上回っています。小さな経済特区から出発した深?も香港を上回る勢い・・・。しかし、中国は金融の面では難しい問題を抱えています。それは成長著しい成年者がまとう衣服があまりにも窮屈で綻んでいるさまに似ており、国際金融における人民元のポジションにも反映しています。こういう人民元をタテ・ヨコ・ナナメの角度から取り上げていきます。
【各回の講義予定】
第1回 2018/10/ 2(火) 第二次世界大戦後の中国の国民党と共産党の対立(国共内戦)の過程で生まれた(通貨としては短い歴史の)人民元
第2回 2018/10/ 9(火) 2000年代に入り、さまざまな分野で米国と覇権を争うこととなった中国、世界経済に進出の度を高める中国への対応(経験談・自由討議)
第3回 2018/10/16(火) 人民元の為替レートの推移
第4回 2018/10/23(火) 香港ドルのステータス
第5回 2018/10/30(火) 東アジアにおける地域的な主要通貨の動き
第6回 2018/11/ 6(火) 金融・通貨面における2015年のチャイナ・ショックとその後
第7回 2018/11/13(火) 今日の中国
第8回 2018/11/20(火) 国際的に見た各国の為替レート政策
第9回 2018/11/27(火) 中国のキャッシュレス金融の時代、仮想通貨に対する規制
第10回 2018/12/ 4(火) 人民元の将来展望
・英国ポンドはその首座を第二次世界大戦後に米国ドルへ譲りましたが、その後の基軸通貨ドルの道は決して平坦ではなくさまざまな問題を伴いました。この間、1990年代まで、中国人民元が国際金融の分野で論じられることは事実上皆無に近い状況でした。むしろ、東アジアでは香港ドルの方が注目されていたと言っても言い過ぎではありません。
・しかし、人民元は2000年代に入って浮上し、ようやく2016年に国際通貨の一角に這い上がりました。尤も、その役割はいろいろな意味で議論に曝されています。
・このような人民元のポジションの変化と将来展望についての理解を深めることを目指します。
【講義概要】
中国経済の興隆は2000年代に入って目覚ましく、その規模は既に日本を大きく上回っています。小さな経済特区から出発した深?も香港を上回る勢い・・・。しかし、中国は金融の面では難しい問題を抱えています。それは成長著しい成年者がまとう衣服があまりにも窮屈で綻んでいるさまに似ており、国際金融における人民元のポジションにも反映しています。こういう人民元をタテ・ヨコ・ナナメの角度から取り上げていきます。
【各回の講義予定】
第1回 2018/10/ 2(火) 第二次世界大戦後の中国の国民党と共産党の対立(国共内戦)の過程で生まれた(通貨としては短い歴史の)人民元
第2回 2018/10/ 9(火) 2000年代に入り、さまざまな分野で米国と覇権を争うこととなった中国、世界経済に進出の度を高める中国への対応(経験談・自由討議)
第3回 2018/10/16(火) 人民元の為替レートの推移
第4回 2018/10/23(火) 香港ドルのステータス
第5回 2018/10/30(火) 東アジアにおける地域的な主要通貨の動き
第6回 2018/11/ 6(火) 金融・通貨面における2015年のチャイナ・ショックとその後
第7回 2018/11/13(火) 今日の中国
第8回 2018/11/20(火) 国際的に見た各国の為替レート政策
第9回 2018/11/27(火) 中国のキャッシュレス金融の時代、仮想通貨に対する規制
第10回 2018/12/ 4(火) 人民元の将来展望
備考
【ご受講に際して】
◆金融の問題は胡散臭いと思われていても、20世紀に入ってからの中国の歴史、あるいは最近の中国の動きに関心のある方にご理解いただけるように努めます。
◆11月に入ってから、現代の中国問題全般に詳しい講師のお話をお聞きする機会を予定しています。
【テキスト・参考図書】
参考図書
『 IMF Policy Paper (April 2018) "Considerations on the Role of the SDR" 』ネット上では、PDF版として入手可能
『Debt: The First 5000 Years』(Melville House)(ISBN:978-1-933633-86-2)(社会・人類学的な観点からの金融論)
『人民元の興亡』(小学館)(ISBN:978-4-09-389771-6)(毛沢東から習近平の時代における人民元の変遷)
『 貨幣の悪戯 』(三田出版会)(ISBN:978-4895831239)(第7章はミルトン・フリードマンが米のニューディール政策との関連で議論)
『人民元の国際化に向けての課題』(財務総合政策研究所「フィナンシャル・レビュー」?)(ISBN:978-4-86579-110-5)
『円の社会史ー貨幣が語る近代ー』(中公新書)(ISBN:978-4121009371)(第2章と第3章は「円」の名称の歴史に言及)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
◆金融の問題は胡散臭いと思われていても、20世紀に入ってからの中国の歴史、あるいは最近の中国の動きに関心のある方にご理解いただけるように努めます。
◆11月に入ってから、現代の中国問題全般に詳しい講師のお話をお聞きする機会を予定しています。
【テキスト・参考図書】
参考図書
『 IMF Policy Paper (April 2018) "Considerations on the Role of the SDR" 』ネット上では、PDF版として入手可能
『Debt: The First 5000 Years』(Melville House)(ISBN:978-1-933633-86-2)(社会・人類学的な観点からの金融論)
『人民元の興亡』(小学館)(ISBN:978-4-09-389771-6)(毛沢東から習近平の時代における人民元の変遷)
『 貨幣の悪戯 』(三田出版会)(ISBN:978-4895831239)(第7章はミルトン・フリードマンが米のニューディール政策との関連で議論)
『人民元の国際化に向けての課題』(財務総合政策研究所「フィナンシャル・レビュー」?)(ISBN:978-4-86579-110-5)
『円の社会史ー貨幣が語る近代ー』(中公新書)(ISBN:978-4121009371)(第2章と第3章は「円」の名称の歴史に言及)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 北村 歳治 |
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肩書き | 早稲田大学名誉教授 |
プロフィール | 東京大学・オックスフォード大学院卒。金融経済。大蔵省、IMF等をへて国際会計監査の「公益監視委員会」メンバー(2007~14年)。著書等に、『オリエンタル・トレード』、『中央アジア経済』、『現代のイスラム金融』、「近年における金融分野の基調的な変化」、“Two Shock Waves”等。 |
名前 | 田中 修 |
---|---|
肩書き | 奈良県立大学特任教授 |
プロフィール | - |