検索:

トップ > 講座詳細


講座詳細情報

申し込み締切日:2018-10-01 / 日本史 / 学内講座コード:130206

やさしい日本経済史 【通貨篇】

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10月 3日(水)~12月 5日(水)
講座回数
10回
時間
14:45~16:15
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
29,160円
定員
30
その他
ビジター価格 33,534円
補足
資料を請求する
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

関連講座

講座詳細

【目標】
・現代における通貨の態様を理解できるようにする。
・日本史上の通貨の初源と変遷を説明できるようにする。
・各時代の融通制度・信用制度の展開を具体的に考察する。
・「貨幣史」として即物的に理解されてきた歴史を、「通貨史」として読み直す。
・前近代の日本の通貨に金融論的な観点からアプローチする。

【講義概要】
昨年来ひとしきり話題になった事件に、仮想通貨の大量流出がありました。仮想通貨は中央銀行の管理を受けない特殊な通貨と考えられていますが、通貨の長い歴史の中で、中央銀行が独占的に通貨を発行し、管理してきたのはごく最近のことです。それ以前、西洋には貴金属の希少性が価値を担保する西洋的貨幣の歴史があり、東洋には皇帝の権力と権威が価値を保証する東洋的貨幣の歴史がありました。日本における貨幣の歴史の研究は近年とみに精緻さを増し、蓄積も厚くなってきました。注目すべきことに、そこには金融論的アプローチが一定の位置を占めています。こうした状況を踏まえ、本講座ではモノとしての貨幣というよりは、幅広く「流動性」という意味での通貨のあり方を、日本経済史にたどってみようと思います。

【各回の講義予定】
第1回 2018/10/ 3(水) 序―日本通貨史の諸課題
第2回 2018/10/10(水) 通貨の登場
第3回 2018/10/17(水) 古代通貨の転変
第4回 2018/10/24(水) 渡来銭の時代
第5回 2018/10/31(水) 出土銭貨の問題
第6回 2018/11/ 7(水) 中近世移行期の通貨
第7回 2018/11/14(水) 近世三貨制度
第8回 2018/11/21(水) 幕末維新期の通貨
第9回 2018/11/28(水) 円の転変
第10回 2018/12/ 5(水) 通貨の現代

備考

【ご受講に際して】
◆2018年度春までの同名講座の続編となる内容ですが、学期ごとに完結する内容ですので、初めての方もご受講いただけます。

【テキスト・参考図書】
テキスト
『通貨の日本史 無文銀銭、富本銭から電子マネーまで』(中央公論新社)(ISBN:978-4-12-102389-6)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 太田 愛之
肩書き 早稲田大学講師
プロフィール 1960年東京生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業後、同大学院経済学研究科博士後期課程満期退学。専攻は日本経済史。著書に『日本経済の二千年』(共著)など、論文に「揺籃期の『家』」(『社会経済史学』)、「古代村落の再編」(『日本史研究』)などがある。
資料を請求する

関連講座

質問する

↑ページの先頭へ

© MARUZEN-YUSHODO Co., Ltd. All Rights Reserved.