講座詳細情報
申し込み締切日:2018-10-02 / 文学 / 学内講座コード:130147
『源氏物語』の言葉と心 光源氏の後半生の世界(若菜上巻)
- 開催日
- 10月 4日(木)~12月 6日(木)
- 講座回数
- 10回
- 時間
- 14:45~16:15
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 29,160円
- 定員
- 30
- その他
- ビジター価格 33,534円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
・『源氏物語』の「言葉」(表現・あや)と、そこに託されている「心」(内容・思い)をできるだけ丁寧に読み進めます。
・『源氏物語』の原文を読んで、その豊かな味わいを感じ取っていきたいと思います。
・光源氏の後半生の物語、今回は昨年度を引き継いで、若菜上巻の後半部を扱います。
・若菜上巻の後半部には、物語の節目となる重要な出来事がさまざまに語られていきます(明石一族の異例の繁栄と人々の感慨。紫の上の優れた人物像とそれへの光源氏や夕霧の賛美。六条院での華麗な蹴鞠の行事。柏木の女三の宮への異常な恋慕など)。その多彩な世界のありようを理解しながら、それを実感として想像できるようにしたいと思います。
【講義概要】
『源氏物語』のひとつひとつの「言葉」(表現・あや)と、そこに託されている「心」(内容・思い)は、とても深くて繊細です。人の心の奥底にまで触れるようなものだからです。そのため、とても難しいところもありますが、それを味わえたときの喜びにはまた特別なものがあります。この講座では、光源氏の人生の深まりや広がりが一段と増していく後半生の物語(今回は若菜上巻の後半部)の「言葉」と「心」を原文で丁寧に読み味わい、その多彩で豊かな世界を生き生きと実感して想像できるようにしたいと願っています。また、初心者の方にもわかりやすい説明を心がけながら、出席する皆さんの心に深く触れるような講座を作っていけたらとも思います。
【各回の講義予定】
第1回 2018/10/ 4(木) 講師の自己紹介と講義の目標や概要について。[二六]「明石の女御、男御子を安産、人々の喜び」~[二七]「若宮成長し、紫の上と明石の君の仲睦まじ」
第2回 2018/10/11(木) [二八]「明石の入道、入山、最後の消息を都におくる」前半部
第3回 2018/10/18(木) [二八]「明石の入道、入山、最後の消息を都におくる」後半部~[二九]「明石の君と尼君、悲喜交々の運命に泣く」
第4回 2018/10/25(木) [三〇]「東宮、明石の女御と若宮の参入を促す」~[三一]「明石の君、入道の願文を女御に託する」~[三二]「源氏、入山を知り、奇しき宿世を思う」前半部
第5回 2018/11/ 1(木) [三二]「源氏、入山を知り、奇しき宿世を思う」後半部
第6回 2018/11/ 8(木) [三三]「源氏、紫の上を称揚、明石の君、わが身を思う」
第7回 2018/11/15(木) [三四]「夕霧、女三の宮と紫の上とを比較する」~[三五]「柏木、女三の宮をあきらめず源氏出家を待つ」~[三六]「六条院の蹴鞠の遊び、夕霧柏木加わる」前半部
第8回 2018/11/22(木) [三六]「六条院の蹴鞠の遊び、夕霧柏木加わる」後半部~[三七]「猫、御簾を引き開け、柏木、女三の宮を見る」
第9回 2018/11/29(木) [三八]「柏木、女三の宮への恋慕の情に思い悩む」~[三九]「柏木、夕霧と同車して、宮への同情を語る」
第10回 2018/12/ 6(木) [四〇]「柏木、慕情つのって小侍従に文をおくる」。 若菜上巻後半部の内容のまとめ。若菜下巻以降の展望。
・『源氏物語』の「言葉」(表現・あや)と、そこに託されている「心」(内容・思い)をできるだけ丁寧に読み進めます。
・『源氏物語』の原文を読んで、その豊かな味わいを感じ取っていきたいと思います。
・光源氏の後半生の物語、今回は昨年度を引き継いで、若菜上巻の後半部を扱います。
・若菜上巻の後半部には、物語の節目となる重要な出来事がさまざまに語られていきます(明石一族の異例の繁栄と人々の感慨。紫の上の優れた人物像とそれへの光源氏や夕霧の賛美。六条院での華麗な蹴鞠の行事。柏木の女三の宮への異常な恋慕など)。その多彩な世界のありようを理解しながら、それを実感として想像できるようにしたいと思います。
【講義概要】
『源氏物語』のひとつひとつの「言葉」(表現・あや)と、そこに託されている「心」(内容・思い)は、とても深くて繊細です。人の心の奥底にまで触れるようなものだからです。そのため、とても難しいところもありますが、それを味わえたときの喜びにはまた特別なものがあります。この講座では、光源氏の人生の深まりや広がりが一段と増していく後半生の物語(今回は若菜上巻の後半部)の「言葉」と「心」を原文で丁寧に読み味わい、その多彩で豊かな世界を生き生きと実感して想像できるようにしたいと願っています。また、初心者の方にもわかりやすい説明を心がけながら、出席する皆さんの心に深く触れるような講座を作っていけたらとも思います。
【各回の講義予定】
第1回 2018/10/ 4(木) 講師の自己紹介と講義の目標や概要について。[二六]「明石の女御、男御子を安産、人々の喜び」~[二七]「若宮成長し、紫の上と明石の君の仲睦まじ」
第2回 2018/10/11(木) [二八]「明石の入道、入山、最後の消息を都におくる」前半部
第3回 2018/10/18(木) [二八]「明石の入道、入山、最後の消息を都におくる」後半部~[二九]「明石の君と尼君、悲喜交々の運命に泣く」
第4回 2018/10/25(木) [三〇]「東宮、明石の女御と若宮の参入を促す」~[三一]「明石の君、入道の願文を女御に託する」~[三二]「源氏、入山を知り、奇しき宿世を思う」前半部
第5回 2018/11/ 1(木) [三二]「源氏、入山を知り、奇しき宿世を思う」後半部
第6回 2018/11/ 8(木) [三三]「源氏、紫の上を称揚、明石の君、わが身を思う」
第7回 2018/11/15(木) [三四]「夕霧、女三の宮と紫の上とを比較する」~[三五]「柏木、女三の宮をあきらめず源氏出家を待つ」~[三六]「六条院の蹴鞠の遊び、夕霧柏木加わる」前半部
第8回 2018/11/22(木) [三六]「六条院の蹴鞠の遊び、夕霧柏木加わる」後半部~[三七]「猫、御簾を引き開け、柏木、女三の宮を見る」
第9回 2018/11/29(木) [三八]「柏木、女三の宮への恋慕の情に思い悩む」~[三九]「柏木、夕霧と同車して、宮への同情を語る」
第10回 2018/12/ 6(木) [四〇]「柏木、慕情つのって小侍従に文をおくる」。 若菜上巻後半部の内容のまとめ。若菜下巻以降の展望。
備考
【ご受講に際して】
◆2017年度秋講座「じっくり読む『源氏物語』第二部」の終了箇所からスタートします。
◆指定のテキストと筆記用具をお持ちください。
【テキスト・参考図書】
テキスト
『古典セレクション?源氏物語【9】若菜上』(小学館?)(ISBN:978-4093620895)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
◆2017年度秋講座「じっくり読む『源氏物語』第二部」の終了箇所からスタートします。
◆指定のテキストと筆記用具をお持ちください。
【テキスト・参考図書】
テキスト
『古典セレクション?源氏物語【9】若菜上』(小学館?)(ISBN:978-4093620895)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 吉見 健夫 |
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肩書き | エクステンションセンター講師 |
プロフィール | 博士(文学・早稲田大学)。早稲田大学文学学術院等の学部で主に源氏物語についての講師担当。主要論文「源氏物語和歌論」(博士論文)、「若菜上巻以降の紫の上と源氏」、「若菜上巻の方法と和歌ー女三の宮と紫の上の形象をめぐってー」、「柏木物語の『あはれ』と救済」など。 |