講座詳細情報
申し込み締切日:2018-04-08 / 世界史 / 学内講座コード:310319
仏教美術の東漸~シルクロードから奈良へ~ 薬師寺・興福寺の美術 / 玄奘以降の中国仏教美術とインド
- 開催日
- 4月10日(火)~ 6月19日(火)
- 講座回数
- 10回
- 時間
- 10:30~12:00
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 29,160円
- 定員
- 24
- その他
- ビジター価格 33,534円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
・奈良美術の形成過程を理解する。
・奈良美術の源流であるシルクロードの仏教美術への理解を深める。
・東アジアにとっては異文明である仏教文明が在来の文化・文明と時に反発しながら現地化していく様子を理解する。
【講義概要】
古代インドで発祥した仏教文明は、東漸の過程で中国仏教文明として装いを新たにし、さらに朝鮮半島を経て日本へと伝えられました。仏教伝来史はすなわち異文明の受容史であるといえましょう。本講義はこのような視点から、それぞれ奈良美術と西域美術を専門とする二人の講師がリレー形式で行い、シルクロードから奈良にいたる仏教美術の変遷の諸相を探究します。今期の奈良編は、薬師寺と興福寺の美術を探究します。シルクロード編では、法相の寺である薬師寺・興福寺と関連の深い玄奘三蔵を筆頭に、中国からインドに向かった王玄策・義浄と、彼らがインドから中国に請来した仏教美術作品を取り上げます。インド渡来の由緒をもつ仏教美術作品の一部は、日本にも伝わりました。初唐期におけるヒト・モノの移動の様相を、具体例に則して見ていきます。
【主な講義内容】
・奈良編(1)(2)(3):薬師寺の美術(1)(2)(3)
・奈良編(4)(5):興福寺の美術(1)(2)
・シルクロード編(1)(2):玄奘の事蹟と塼仏(1)(2)
・シルクロード編(3):王玄策と仏足石
・シルクロード編(4)(5):義浄とボードガヤーの降魔成道像(1)(2)
・奈良美術の形成過程を理解する。
・奈良美術の源流であるシルクロードの仏教美術への理解を深める。
・東アジアにとっては異文明である仏教文明が在来の文化・文明と時に反発しながら現地化していく様子を理解する。
【講義概要】
古代インドで発祥した仏教文明は、東漸の過程で中国仏教文明として装いを新たにし、さらに朝鮮半島を経て日本へと伝えられました。仏教伝来史はすなわち異文明の受容史であるといえましょう。本講義はこのような視点から、それぞれ奈良美術と西域美術を専門とする二人の講師がリレー形式で行い、シルクロードから奈良にいたる仏教美術の変遷の諸相を探究します。今期の奈良編は、薬師寺と興福寺の美術を探究します。シルクロード編では、法相の寺である薬師寺・興福寺と関連の深い玄奘三蔵を筆頭に、中国からインドに向かった王玄策・義浄と、彼らがインドから中国に請来した仏教美術作品を取り上げます。インド渡来の由緒をもつ仏教美術作品の一部は、日本にも伝わりました。初唐期におけるヒト・モノの移動の様相を、具体例に則して見ていきます。
【主な講義内容】
・奈良編(1)(2)(3):薬師寺の美術(1)(2)(3)
・奈良編(4)(5):興福寺の美術(1)(2)
・シルクロード編(1)(2):玄奘の事蹟と塼仏(1)(2)
・シルクロード編(3):王玄策と仏足石
・シルクロード編(4)(5):義浄とボードガヤーの降魔成道像(1)(2)
備考
【テキスト・参考図書】
参考図書
『薬師寺千三百年の精華 ─ 美術史研究のあゆみ ─』(里文出版)(ISBN:978-4898061367)大橋一章・松原智美 編著
『興福寺 ─ 美術史研究のあゆみ ─』(里文出版)(ISBN:978-4898063798)大橋一章・片岡直樹 編著
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
参考図書
『薬師寺千三百年の精華 ─ 美術史研究のあゆみ ─』(里文出版)(ISBN:978-4898061367)大橋一章・松原智美 編著
『興福寺 ─ 美術史研究のあゆみ ─』(里文出版)(ISBN:978-4898063798)大橋一章・片岡直樹 編著
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 大橋 一章 |
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肩書き | 早稲田大学名誉教授 |
プロフィール | 専門は仏教美術史、東洋・日本美術史。早稲田大学東アジア「仏教」文明研究所所長等を歴任。『寧楽美術の争点』、『日本の古寺美術〈4〉薬師寺』、『聖徳太子への鎮魂 ― 天寿国繍帳残照』、『奈良大和路』、『天寿国繍帳の研究』、『飛鳥の文明開化』、『図説 敦煌 ― 仏教美術の宝庫 莫高窟』、『法隆寺・薬師寺・東大寺 論争の歩み』等著書多数。 |
名前 | 森 美智代 |
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肩書き | 東京藝術大学特任研究員 |
プロフィール | 早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。主な著作物に「亀茲石窟の「立仏の列像」と誓願図について」(『佛教藝術』340号、2015年)、「隋開皇四年銘天龍山石窟第八窟の意義」(新川登亀男編『仏教文明と世俗秩序:国家・社会・聖地の形成』勉誠出版、2015年)など。 |