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講座詳細情報

申し込み締切日:2018-04-08 / 日本史 / 学内講座コード:210220

日本外交史論 ドイツの日中和平仲介工作をめぐる近衛内閣と参謀本部

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 八丁堀校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
4月10日(火)~ 5月15日(火)
講座回数
5回
時間
15:00~16:30
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
14,580円
定員
30
その他
ビジター価格 16,767円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・日独伊三国同盟に加盟したイタリア、ドイツ、日本における政権とそれぞれの政府と軍部との関係を概観します。
・ドイツの日中和平仲介工作に際しての第一次近衛内閣と陸軍参謀本部との対応の違いを明らかにします。

【講義概要】
イタリアの独裁者ムッソリーニと参謀総長バドリオとの葛藤、ドイツの独裁者ヒトラーによる国防相ブロンベルクの罷免に見られる独裁政権と軍部との対立を明らかにした上で、ドイツの中国駐在大使トラウトマンの和平工作をめぐる国内情勢と中国の国民政府ならびに日本政府の対応を考察します。
トラウトマン工作は、ドイツの正式の全権大使を仲介者として、日本政府と中国の?介石政権との間に和平のチャンネルが成立したという意味で、九年にわたる日中戦争全体を通じて唯一の機会でありました。この機会をめぐって、陸軍参謀本部は和平への意欲を示しましたが、南京占領後の第一次近衛内閣の熱意の無さによって和平の機会は失われました。一九三八年一月十六日の「爾後国民政府を対手とせず」という近衛声明がトラウトマン工作を完全に挫折させます。

【各回の講義予定】
第1回 2018/ 4/10(火) ムッソリーニとバドリオ
第2回 2018/ 4/17(火) ヒトラーとドイツ国防軍
第3回 2018/ 4/24(火) 日中戦争勃発当時の日本の指導者層の分裂とトラウトマン工作の発端
第4回 2018/ 5/ 8(火) トラウトマン大使の仲介による蔣介石の国民党政権と第一次近衛内閣との交渉
第5回 2018/ 5/15(火) トラウトマン工作の意味

備考

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 三宅 正樹
肩書き 明治大学名誉教授
プロフィール 1934年仙台生まれ。京都大学文学部史学科西洋史学専攻卒業。文学博士(京都大学)。ユーラシア外交史専攻。著書は『ユーラシア外交史研究』(河出書房新社)、『文明と時間』(東海大学出版会)、『スターリンの対日情報工作』(平凡社)、『近代ユーラシア外交史論集』(千倉書房)など。1985年から95年まで国際歴史学会理事。
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