検索:

トップ > 講座詳細


講座詳細情報

申し込み締切日:2018-04-10 / 世界史 / 学内講座コード:110328

エマニュエル・トッドを読む

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
4月12日(木)~ 6月21日(木)
講座回数
10回
時間
14:45~16:15
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
29,160円
定員
30
その他
ビジター価格 33,534円
補足
資料を請求する
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

関連講座

講座詳細

【目標】
エマニュエル・トッドは、かつてソ連の崩壊を予言し、今世紀に入ると、アメリカの帝国としての没落を予言、また昨年はトランプの大統領当選の可能性を重視するなど、世界情勢に関する鋭い洞察によって、フランスでは預言者などとも呼ばれ、日本でも大いに注目を浴びている。しかし、それらの洞察の学問的基盤そのものは、案外知られていない。本講義は、トッドの著作の読解を通して、家族システムの人類学と人口統計学に基づくトッド理論の理解を深めようとするものである。

【講義概要】
トッドは、家族システムと宗教・イデオロギーの関連の法則を発見し、家族システムの「安定性」(不動性)を設定しつつ、近現代の世界史の出来事・動向を読み解くが、本講義は、トッドの著作を一冊ずつ読み進めることによって、その理論の生成と展開をたどることになる。また近年、家族システムについて、従来の安定性の仮説から、変遷・伝播の方向への大転換が行われた。近刊『家族システムの起源』に結実するこの大転換も、きちんと考究する積り。併せて、私がトッドに対して行ったインタビューや、ウォーラステインの世界システム論、ハンチントンの『文明の衝突』など、関連する理論家や著作にも触れつつ、トッドという学者・思想家の意味を考えるところまで行きたいと思っている。基本的には受講生のみなさんと一緒にトッドを読んでいくというスタンスで臨みたい(以下に、各回の講義内容を示すが、今後多少の修正があり得ることをご了承戴きたい)。

【各回の講義予定】
第1回 2018/ 4/12(木) アウトライン
第2回 2018/ 4/19(木) 『新ヨーロッパ大全』
第3回 2018/ 4/26(木) 『新ヨーロッパ大全』
第4回 2018/ 5/10(木) 『第三惑星』、『世界の幼少期』
第5回 2018/ 5/17(木) 『移民の運命』
第6回 2018/ 5/24(木) 『経済幻想』『帝国以後』
第7回 2018/ 5/31(木) 『文明の接近』
第8回 2018/ 6/ 7(木) 『デモクラシー以後』『不均衡という病』
第9回 2018/ 6/14(木) 『家族システムの起源』
第10回 2018/ 6/21(木) 『家族システムの起源』

備考

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 石崎 晴己
肩書き 青山学院大学名誉教授
プロフィール 1940年生まれ。1969年早稲田大学大学院文学研究科仏文専攻単位取得退学。専攻はフランス文学・思想。編著書に『世界像革命』『21世紀の知識人』『トッド 自身を語る』等。訳書にサルトルの著作とサルトル関係、カレール=ダンコース、P.ブルデュー、エマニュエル・トッド等多数。
資料を請求する

関連講座

質問する

↑ページの先頭へ

© MARUZEN-YUSHODO Co., Ltd. All Rights Reserved.