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講座詳細情報

申し込み締切日:2018-04-05 / 世界史 / 学内講座コード:110306

古代メソポタミア入門 マリ外交書簡から読み解くハンムラビ王の外交手腕と統一戦争

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
4月 7日(土)~ 6月16日(土)
講座回数
10回
時間
14:45~16:15
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
29,160円
定員
30
その他
ビジター価格 33,534円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
『ハンムラビ法典碑』(ルーブル美術館蔵)を残した王として有名なハンムラビ(在位前1792~1750年)の経歴や外交手腕、その統一戦争の過程を、当時の様々な史料(主にマリ書簡)を読み解きながら受講生の方とともに考察します。昨年度扱った「アマルナ時代」の外交や戦争のあり方との比較なども行ってみたいと考えます。

【講義概要】
前2千年紀前半の戦乱期(イシン・ラルサ時代)末に展開された列強諸国間の外交と戦争の詳細な歴史は、近年ハンムラビの同盟国であったマリ王国(ユーフラテス川中流)から出土した外交書簡(マリ文書)の分析などから徐々に明らかになっています。今年度は、このマリ王国の駐バビロン大使が本国へ書き送った一連の書簡の講読を核に据えて、ハンムラビが最終的に統一戦争に勝利する過程を受講生の方とともに考察していきます。その前提となる知識として、最初にイシン・ラルサ時代の概説史やハンムラビの王朝の来歴、ハンムラビ自身が残した王碑文などから見た経歴にも触れる予定です。初回は古代メソポタミア研究全般に関する一般的な概論を行いますので、古代メソポタミア史初心者の方も歓迎いたします。

【各回の講義予定】
第1回 2018/ 4/ 7(土) 古代メソポタミア文明史概観と編年法・アッシリア学の研究法と基礎用語知識
第2回 2018/ 4/14(土) ハンムラビとその時代1(イシン・ラルサ時代の政治外交史の概要)
第3回 2018/ 4/21(土) ハンムラビとその時代2(イシン・ラルサ時代の政治外交史の概要)
第4回 2018/ 4/28(土) ハンムラビの経歴と王碑文
第5回 2018/ 5/12(土) マリ文書とは何か
第6回 2018/ 5/19(土) マリ外交書簡を読む1
第7回 2018/ 5/26(土) マリ外交書簡を読む2
第8回 2018/ 6/ 2(土) マリ外交書簡を読む3
第9回 2018/ 6/ 9(土) マリ外交書簡を読む4
第10回 2018/ 6/16(土) マリ外交書簡を読む5

備考

【ご受講に際して】
◆古代メソポタミア史・古代エジプト史に関する高校世界史程度の通史を読んでおかれるとさらに理解が深まると考えます。
◆講義予定は講義の進行状況や受講生の理解度などの状況によって予告なく変更する場合があることをご了承ください。
◆講義中に配布する資料(A4版)が多くなりますので、それを整理するためのファイル(100円ショップなどで購入可)を用意するとよろしいかと思います。

【テキスト・参考図書】
参考図書
『ハンムラビ王 法典の制定者世界史リブレット人001』(山川出版社)(ISBN:978-4634350014)
『歴史学の現在 古代オリエント』(山川出版社)(ISBN:978-4634646001)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 川崎 康司
肩書き 早稲田大学講師
プロフィール 出身:東京都。出身校:早稲田大学大学院。専攻分野:古代メソポタミア史。主な著訳書等:『歴史学の現在-古代オリエント』(共訳 山川出版社)、『世界古代文明誌』(共著 原書房)、『古代オリエント事典』(共著 岩波書店)、『ヨーロッパの分化と統合』(共著 太陽出版)、『朝倉世界地理講座6 西アジア』など。
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