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講座詳細情報

申し込み締切日:2018-01-24 / 世界史 / 学内講座コード:340305

人種差別の西洋史(入門)

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
1月26日(金)~ 3月 2日(金)
講座回数
5回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
14,580円
定員
24
その他
ビジター価格 16,767円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・西洋世界における人種主義(レイシズム)の大きな流れを理解する。
・現在、人種主義がどのような形で社会に現出しているのか理解する。

【講義概要】
西洋の歴史において、皮膚の色や外見の異なる人、異なる宗教を信じる集団、定住しない人たちは「他人種」として差別の対象になってきた。特定の集団を本質的に劣るものとみなし、これを根拠に差別や排除を正当化する思想を「人種主義(レイシズム)」という。人種主義の起源は、いつ頃までさかのぼれるのだろうか。そこでキリスト教が果たした役割とは何か。人種主義は奴隷制、植民地支配、20世紀にはホロコーストなど、数々の抑圧と悲劇を生んだ。人種主義の害悪は明白であるが、現在もなくなってはおらず、医療や司法の場で姿を変えて現出している。また最近では移民や難民など、宗教や文化の異なる人々が再び「人種化」されている。西洋の人種主義の歴史から、現代の諸問題を読み解くカギを見つける。

【各回の講義予定】
第1回 2018/ 1/26(金) 人種の「発見」:ギリシア・ローマやキリスト教世界の人種観、ヨーロッパの拡大と「異人種」との遭遇
第2回 2018/ 2/ 9(金) 「人種の科学」:人間の優劣を科学的に証明する学問の登場、差別と排除の正当化
第3回 2018/ 2/16(金) 人種とジェンダー:女性の「性」の搾取・管理と「混血」の位置づけ
第4回 2018/ 2/23(金) 「白人性」と「黒人性」:差別する「白人」とはだれか?ホワイトネス・スタディの展開
第5回 2018/ 3/ 2(金) 現代の人種主義:医療や司法における「見えない」人種と残る差別、人種化される「他者」

備考

【テキスト・参考図書】
参考図書
『人種主義の歴史』(みすず書房)(ISBN:978-4622075073)
『人種の表象と社会的リアリティ』(岩波書店)(ISBN:978-4000234641)
『人種神話を解体する(1)~(3)』(東京大学出版会)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 武井 彩佳
肩書き 学習院女子大学准教授
プロフィール 博士(文学、早稲田大学)。専門はドイツ現代史、エスニシティ研究、ホロコースト研究。著書に『戦後ドイツのユダヤ人』(白水社)、『ユダヤ人財産はだれのものか:ホロコーストからパレスチナ問題へ』(白水社)、『〈和解〉のリアルポリティクス-ドイツ人とユダヤ人』(みすず書房)など。
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