大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
・映画『大いなる沈黙へ』でヴェールを脱いだ秘境が現代社会に送るメッセージを読み解く
・アルプスの山中で900年以上も厳しい修道院生活を続ける意味を探る
・ヨーロッパの文化や歴史を修道院という側面から考察する

【講義概要】
グランド・シャルトルーズ修道院は、グルノーブル郊外の山中で1084年に創立してから外部に固く門を閉ざし、修道士たちは昔ながらの厳しい生活を守っています。会話を制限され、通信機器の私的使用を禁止された静寂の世界を映像と史料で紹介し、修道院の歴史的な意味を考察するとともに、情報社会に生きる我々へのメッセージを読み解いてみようと思います。

【各回の講義予定】
第1回 2018/ 2/16(金) グランド・シャルトルーズ修道院のなりたち
第2回 2018/ 2/23(金) 孤独と沈黙に生きる生活
第3回 2018/ 3/ 2(金) 共同体として生きる

【テキスト・参考図書】
参考図書
『修道院の歴史』（創元社）（ISBN:978-4422203393）
『沈黙すればするほど人は豊かになる―ラ・グランド・シャルトルーズ修道院の奇跡』（幻冬舎）（ISBN:978-4344984233）

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

名前	杉崎 泰一郎
肩書き	中央大学教授
プロフィール	1959年生まれ。上智大学文学部、同大学院文学研究科博士課程修了。博士（史学）。専攻は西洋中世史。著書に『修道院の歴史』（創元社）ほか。訳書に『死者と生きる中世』（白水社）ほか。