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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-11-22 / 世界史 / 学内講座コード:330318

中国の民族問題 モンゴルとチベット、そしてウイグルから考える

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
11月24日(金)~12月 8日(金)
講座回数
3回
時間
15:00~16:30
講座区分
数回もの 
入学金
8,000円
受講料
8,748円
定員
24
その他
ビジター価格 10,060円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・深刻化する中国の民族問題を近現代史、それも日本との関連で考える。
・中国の民族問題を国際関係のなかで考える。
・中国の民族問題を宗教の視点から考察する。

【講義概要】
中国の民族問題は近年、チベット独立問題やウイグル人の宗教問題、モンゴル草原の開発問題などの形で現れることが多い。実はもう一つ、隠された民族問題がある。モンゴル人を主体とする国際的な民族問題である。しかも、このモンゴル人の民族問題はどれも日本と関連している。大日本帝国時代の満洲国や徳王のモンゴル自治邦の近代的な遺産に由来する。したがって、モンゴルの民族問題は実は「もう一つの日本史」でもある。
本講義ではまず、モンゴルの民族問題を日本との関連で解説した上で、チベット仏教を信仰するチベット人とイスラームを信奉するウイグル人たちがいかに中国に統合されたのかについて分析する。中国による統合と少数民族による民族自決運動との相克を歴史に遡って分析し、民族問題の政治的・宗教的性質について解説する。民族問題は決して一国だけの「内政問題」ではなく、国際問題でもあるとの側面を例示する。

【各回の講義予定】
第1回 2017/11/24(金) 日本の近現代史と関連するモンゴル人の自決と中国との相克
第2回 2017/12/ 1(金) チベット併合の手口と「翳」なる日本
第3回 2017/12/ 8(金) イスラームの東遷とユーラシア史のなかのウイグル問題

備考

【ご受講に際して】
◆中国史だけでなく、モンゴル史やウイグル史、チベット史などの本も読んでほしいと思います。

【テキスト・参考図書】
参考図書
『墓標なき草原 ― 内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録(上・下)』(岩波書店)
『逆転の大中国史 ― ユーラシアの視点から』(文藝春秋)(ISBN:978-4163905068)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 大野 旭
肩書き 静岡大学教授
プロフィール 中華人民共和国内モンゴル自治区(南モンゴル)出身。モンゴル名はオーノス・チョクト、中国名は楊海英。『墓標なき草原 ― 内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録(上・下)』(2009年、岩波書店)、『モンゴルとイスラーム的中国』(2014年、文藝春秋)、『チベットに舞う日本刀 ― モンゴル騎兵の現代史』(2014年、文藝春秋)、『日本陸軍とモンゴル』(2015年、中央公論新社)等著作多数。
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