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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-11-15 / 世界史 / 学内講座コード:330317

西太后 ― 大清帝国の興亡

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
11月17日(金)~12月 1日(金)
講座回数
3回
時間
13:00~14:30
講座区分
数回もの 
入学金
8,000円
受講料
8,748円
定員
40
その他
ビジター価格 10,060円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・歴史の真実を知る面白さを学ぶ。
・現代と近未来の問題を歴史をヒントに考える。
・今も昔も変わらぬ中国社会の特徴を理解することで、日本社会への教訓を得る。

【講義概要】
現代中国の原点は、清朝の時代にあります。中国人の心情的な国家戦略を一言でまとめると「中国の世界における存在感を、清朝の時代に戻すこと」に尽きます。
19世紀初頭の清朝は、世界一の超大国でした。当時の中国の推定GDPは全世界の三分の一を占めていました。世界中の銀が、中国を中心に流通し、清朝の領土は、歴代王朝で最も広大でした。しかしながら19世紀の2つの戦争、アヘン戦争と日清戦争での敗北によって、中国は弱国に転落し、長い屈辱の時代に入りました。現代中国が抱える領土問題も、民族問題も、「反日愛国」も、その直接の起源は清朝にあるのです。
残念ながら、日本人の中国史理解は漢や唐など古典期が中心です。現代と未来を理解するうえで不可欠な近世の中国について、一般の日本人はあまり知りません。
本講義では、皇太后として半世紀の長きにわたり清末の中国に君臨した西太后をキーパーソンとして、清朝と現代中国の本質を、わかりやすく解説します。西太后は本当に「悪女」だったのか。中堅官僚の平凡な家に生まれた彼女が、なぜ、人口四億の大清帝国に君臨することができたのか。なぜ清は短期間のうちに超大国から弱国に転落したのか。……清の衰亡と、現代中国の急成長は、ともに同じ中国社会という土壌から生まれた歴史的現象であり、実は表裏一体なのです。
中国と日本の未来を考えるうえで、清末の歴史を理解することは、とても有用です。講義にあたっては、写真やビデオなども豊富に使い、わかりやすく説明いたします。

【各回の講義予定】
第1回 2017/11/17(金) 中華帝国の完成態としての清朝
第2回 2017/11/24(金) 西太后の栄光と悲惨
第3回 2017/12/ 1(金) 清朝が残したもの

備考

【ご受講に際して】
◆あらかじめ参考図書(拙著『西太后 ― 大清帝国最後の光芒』中公新書)をお読みくださると、より理解が深まると思います。

【テキスト・参考図書】
参考図書
『西太后 ― 大清帝国最後の光芒』(中公新書)(ISBN:978-4121018120)

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 加藤 徹
肩書き 明治大学教授
プロフィール 1963年、東京生まれ。東京大学中文科を卒業後、同大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。文学修士。専門は京劇(中国の伝統演劇)。著書に『京劇』(中公叢書、2002年度サントリー学芸賞受賞)、『西太后』(中公新書、2005年)その他がある。
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