講座詳細情報
申し込み締切日:2017-09-26 / その他教養 / 学内講座コード:130602
中国陶瓷史と茶文化 茶器の生産が、中国各地の陶瓷文化を牽引し豊かにした
- 開催日
- 9月28日(木)~12月 7日(木)
- 講座回数
- 10回
- 時間
- 13:00~14:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 29,160円
- 定員
- 30
- その他
- ビジター価格 33,534円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
・喫茶のための茶碗は中国で生まれた。とくに『茶経』に記される唐代越窯の茶碗は、秘色瓷としてわが国にも伝えられたことを知る。
・喫茶文化は宋代に盛んとなり、陶瓷技法を駆使した名品(汝窯の茶具や建窯天目茶碗、龍泉窯青瓷茶碗など)はこの時代に生まれたことを学ぶ。
【講義概要】
中国陶瓷史上、多くの人々が使用する一般器物の大量生産は、中唐末から晩唐に興きた。それまでの液体保存の為の壺・罐類に加え、茶器のなかでも茶碗の生産は圧倒的な量にのぼった。喫茶文化の広がりを支えたのは、量産による安価な瓷器製茶碗であった。北宋代に至り、茶碗の用途は儀式の為・寺院の為・闘試(闘茶)の為とそれぞれ拡張し、目的に合った形とサイズ、釉と装飾が各窯で生み出され豊かな陶瓷文化を築くこととなった。
【各回の講義予定】
第1回 2017/ 9/28(木) 遣唐使と越窯
第2回 2017/10/ 5(木) 長沙窯とインド洋交易
第3回 2017/10/12(木) 唐代秘色瓷の生産法
第4回 2017/10/19(木) 呉越国の北宋帰順と秘色瓷
第5回 2017/10/26(木) 東窯と耀州窯
第6回 2017/11/ 2(木) 汝窯と高麗青磁
第7回 2017/11/ 9(木) 白瓷定窯の茶具
第8回 2017/11/16(木) 曜変天目と建窯
第9回 2017/11/30(木) 木葉天目と吉州窯
第10回 2017/12/ 7(木) 櫛描紋青瓷と龍泉窯の茶碗
・喫茶のための茶碗は中国で生まれた。とくに『茶経』に記される唐代越窯の茶碗は、秘色瓷としてわが国にも伝えられたことを知る。
・喫茶文化は宋代に盛んとなり、陶瓷技法を駆使した名品(汝窯の茶具や建窯天目茶碗、龍泉窯青瓷茶碗など)はこの時代に生まれたことを学ぶ。
【講義概要】
中国陶瓷史上、多くの人々が使用する一般器物の大量生産は、中唐末から晩唐に興きた。それまでの液体保存の為の壺・罐類に加え、茶器のなかでも茶碗の生産は圧倒的な量にのぼった。喫茶文化の広がりを支えたのは、量産による安価な瓷器製茶碗であった。北宋代に至り、茶碗の用途は儀式の為・寺院の為・闘試(闘茶)の為とそれぞれ拡張し、目的に合った形とサイズ、釉と装飾が各窯で生み出され豊かな陶瓷文化を築くこととなった。
【各回の講義予定】
第1回 2017/ 9/28(木) 遣唐使と越窯
第2回 2017/10/ 5(木) 長沙窯とインド洋交易
第3回 2017/10/12(木) 唐代秘色瓷の生産法
第4回 2017/10/19(木) 呉越国の北宋帰順と秘色瓷
第5回 2017/10/26(木) 東窯と耀州窯
第6回 2017/11/ 2(木) 汝窯と高麗青磁
第7回 2017/11/ 9(木) 白瓷定窯の茶具
第8回 2017/11/16(木) 曜変天目と建窯
第9回 2017/11/30(木) 木葉天目と吉州窯
第10回 2017/12/ 7(木) 櫛描紋青瓷と龍泉窯の茶碗
備考
【テキスト・参考図書】
参考図書
『中国茶碗の考古学』(勉誠出版)(ISBN:978-4585032359)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
参考図書
『中国茶碗の考古学』(勉誠出版)(ISBN:978-4585032359)
※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。
講師陣
名前 | 水上 和則 |
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肩書き | 法政大学大学院講師 |
プロフィール | 愛知県常滑市生まれ。東京藝術大学大学院陶芸専攻修了後、中央工芸美術学院に留学。博士(文化財・東京藝術大学)。法政大学中国古代物質文化研究所特任研究員。文化財科学より、中国陶瓷技法史・日中陶瓷技法交流の研究を行う。著書に、『釉調合の基礎講座』(岩崎美術)・『中国茶碗の考古学』(勉誠出版)などがある。 |