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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-10-01 / 日本史:その他教養 / 学内講座コード:130240

桃太郎を考える

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10月 3日(火)~11月21日(火)
講座回数
8回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
23,328円
定員
30
その他
ビジター価格 26,827円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
民俗学、近世文学、児童文学などの幅広い分野で重要なテーマとして扱われてきた昔話「桃太郎」。近年では、観光や町おこしのための文化資源としても注目を集めています。本講座では、口伝えで語りつがれた「桃太郎」が文字や図像に描かれ、日本を代表するヒーローとなっていく過程を、さまざまな文献や映像資料を扱いながら考えます。

【講義概要】
桃太郎は、日本人にとって最も身近で懐かしいヒーローです。しかし、桃太郎が歩んできた複雑な歴史は、あまり知られていません。桃太郎の昔話が形成されたのは、室町末期から江戸初期にかけてのことと言われています。絵本や絵巻などに描かれるようになったのは江戸中期で、今から三百年ほど前のことです。そして、平成の今に至るまで、桃太郎は、絵本の中だけでなく、音楽や玩具、アニメなど、児童文化の幅広い領域に現れると共に、時代の波に翻弄されながら、その姿を大きく変えてきました。本講座では、民俗学、近世文学、児童文学などの幅広い分野における研究成果を踏まえながら、代表的な語り伝えや重要な作家たちによる桃太郎作品を紹介するとともに、観光や町おこしの文化資源としての桃太郎活用にまで視野を広げて、揺れ動く歴史の中でさまざまな顔を見せてきた桃太郎について考えてみたいと思います。

【各回の講義予定】
第1回 2017/10/ 3(火) 昔話とはなにか
第2回 2017/10/10(火) 語りつがれた桃太郎
第3回 2017/10/17(火) 桃太郎像の変容?江戸期
第4回 2017/10/24(火) 桃太郎像の変容?明治~大正期
第5回 2017/10/31(火) 桃太郎像の変容?昭和戦前期
第6回 2017/11/ 7(火) 桃太郎像の変容―昭和戦後期~現在
第7回 2017/11/14(火) 観光資源としての桃太郎?桃太郎の三大伝説地
第8回 2017/11/21(火) 町おこしの中の桃太郎

備考

※定員の充足状況の変化や、休講・補講等がある場合があります。
お申込の際は、リンク先の主催校のホームページをご確認下さい。

講師陣

名前 加原 奈穂子
肩書き 早稲田大学講師
プロフィール 岡山県生まれ。専門分野は文化人類学・民俗学。早稲田大学大学院文学研究科博士課程を経て、現在、早稲田大学、東京芸術大学、明治大学などで教壇に立つ。2006年度岡山民俗学会賞受賞。共著に『桃太郎は今も元気だ』、『珊瑚の文化誌』(第28回寺田寅彦賞)、翻訳書に『アメリカの空へ』などがある。
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