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講座詳細情報

申し込み締切日:2017-01-03 / 芸術・文化:その他教養 / 学内講座コード:140409

仏教の「こころ」と「かたち」 地蔵菩薩

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
1月10日(火)~ 1月31日(火)
講座回数
4回
時間
10:30~12:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
14,386円
定員
60
その他
ビジター価格 16,546円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
仏像は全身で仏の教えを表しています。この講座では、仏像の背後にある思想を経典に基づいて考察するとともに、造形の特徴を地域ないし時代別に学習することで、仏像の「こころ」と「かたち」を総合的に把握します。

【講義概要】
今回は「お地蔵さま」として親しまれている地蔵菩薩を取り上げます。地蔵菩薩は釈迦滅後から弥勒出世までの無仏の世界において、六道輪廻、特に地獄で苦しむ衆生を救済する菩薩としてあつく信仰されています。地蔵菩薩に関する経典には、『地蔵本願経』『地蔵十輪経』などの漢訳経典のほかに、『延命地蔵経』『地蔵十王経』など日本で撰述された経典があります。講座では、これらの要文を読みながら地蔵信仰の起源と変遷を考察します。地蔵菩薩の造形は、中国において十王思想と結びつき多くの作例が確認されます。その姿は菩薩像でありながら僧侶の姿として表現されました。日本に伝来した地蔵菩薩も浄土や密教などの世界に登場します。講座では人々が「地蔵菩薩のかたち」に託した願いを考察します。

【各回の講義予定】
第1回 2017/ 1/10(火) 地蔵菩薩の行願 ― 五濁悪世からの救済 ―
第2回 2017/ 1/17(火) 地蔵菩薩像のかたち ― 地蔵菩薩像の誕生 ―
第3回 2017/ 1/24(火) 地蔵信仰の展開 ― 現世利益と地獄抜苦 ―
第4回 2017/ 1/31(火) 地蔵菩薩像の発展 ― 地獄から現実社会まで ―

講師陣

名前 吉村 誠
肩書き 駒澤大学教授
プロフィール 1969年東京都生まれ。早稲田大学大学院卒業。専攻分野:中国仏教、唯識学。著書:『中国唯識思想史研究―玄奘と唯識学派―』(大蔵出版、2013年)。編著:『玄奘三蔵と薬師寺』(薬師寺、2015年)。訳書:『続高僧伝I』(大蔵出版、2012年)など。
名前 村松 哲文
肩書き 駒澤大学教授
プロフィール 1967年東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。早稲田大学会津八一記念博物館勤務を経て現職。専門は仏教美術史、禅美術。共著『すぐわかる東洋の美術』(東京美術)、『興福寺―美術史研究のあゆみ―』(里文堂)、監修『わかいい、キレイ、かっこいい、楽しい仏像のみかた』(日本文芸社)など。
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