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講座詳細情報

申し込み締切日:2016-09-26 / 世界史 / 学内講座コード:330316

ナイルと「ムラ」の考古学 地域社会の性格を読み解く生活誌探訪

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
10月 3日(月)~12月 5日(月)
講座回数
10回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
23,652円
定員
30
その他
ビジター価格 27,216円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・エジプトの多種多様な自然環境と、それを生かした各地域の経済活動を理解する。
・古典時代の地理書から古代の自然と習俗、地域社会の性格を理解する。

【講義概要】
本講義は、ナイル流域の環境がエジプト(人および文化)の性格を形作った、という議論を出発点にしながらも、実際には環境があり、それを活かしたさまざまなくらしがあったのではないか、という視点から、考古学にアプローチします。
中東諸国のなかでも、エジプト人(および文化)の個性的な面は際立っており、これまで多くの文学や思想の研究で取り上げられてきました。その根元には、どの地域でも変わらないナイルのつくりがあると言われていますが、その一方でエジプトには多種多様な自然環境があり、人々はそれを活かした経済活動を積み重ねてきた点は見逃せません。本講義はそうした観点に立ちながら、古典時代の地理書を読みつつ諸地域を訪ね歩き、古代の自然と習俗に触れて地域社会の性格を読み解く生活誌探訪です。

【各回の講義予定】
第1回 2016/10/ 3(月) はじめに ― 「エジプト的性格」の議論と考古学
第2回 2016/10/10(月) アレクサンドリア ― 外来文化受容の窓口として
第3回 2016/10/17(月) デルタ ― 縦横に走る支流・運河とラグーン(潟湖)
第4回 2016/10/24(月) メンフィス ― 都市と墓地を結ぶ水辺ネットワークの伝統
第5回 2016/10/31(月) ファイユームとナイル中流域 ― 豊穣なる盆地とグリーンベルト
第6回 2016/11/ 7(月) テーベ ― 多神教祭儀のメガポリスから修道院活動の拠点へ
第7回 2016/11/14(月) アスワーン ― に接する境域地帯
第8回 2016/11/21(月) リビア砂漠 ― サハラの熱砂をつなぐ緑のオアシス
第9回 2016/11/28(月) 紅海沿岸 ― の舞台とインド洋の諸物産
第10回 2016/12/ 5(月) おわりに ― 一様性と多様性のはざまで

備考

【ご受講に際して】
◆エジプト各地の自然や文化に広く関心を持ち、受講のベースとして欲しい。

【テキスト・参考図書】
参考図書
『図説 地中海文明史の考古学 ― エジプト・物質文化研究の試み』(彩流社)(ISBN:978-4779120169)
『ナイル ― 地域をつむぐ川 ―』(刀水書房)(ISBN:978-4887085046)
『エジプトの自画像 ― ナイルの思想と地域研究』(平凡社)(ISBN:978-4582481471)

講師陣

名前 長谷川 奏
肩書き 早稲田大学客員教授
プロフィール 1958年愛知県生まれ。考古学者。専門はエジプト古代末期の物質文化研究。早稲田大学エジプト学研究所客員准教授、日本学術振興会カイロ研究連絡センター長を経て、現在、早稲田大学総合研究機構研究院客員教授。著書に、『地中海文明史の考古学 ― エジプト・物質文化研究の試み』(彩流社)等がある。
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