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講座詳細情報

申し込み締切日:2016-09-22 / 世界史 / 学内講座コード:330302

ローマ皇帝史 皇帝の治世から読み解くローマ帝国の変質

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
9月29日(木)~12月 8日(木)
講座回数
10回
時間
13:00~14:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
23,652円
定員
30
その他
ビジター価格 27,216円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・「ローマの平和(パックス・ロマーナ)」はどのように維持されたのでしょうか、その反面、なぜ西ローマ帝国が滅んだのでしょうか。
・代表的な皇帝を何人か取り上げ、その一生を確認しつつ、時代背景も押さえてみましょう。
・初代皇帝から最後の西ローマ皇帝までを取り上げます。

【講義概要】
初代皇帝アウグストゥスから最後の西ローマ皇帝ロムルス・アウグストゥルスまで、はたしてローマ帝国には何人の皇帝がいたのでしょうか。この500年の間に、正統な皇帝だけでも77名いました(自称皇帝は除く)。つまり、皇帝の治世はわずか平均6年半ということになり、予想以上に短いという印象をもたれるかもしれません(ちなみに、徳川幕府の将軍の平均在職は18年)。とはいえ、この値はあくまでも平均値です。この講義では、諸帝が様々な対応を迫られた時代背景にも目を向けながら、初代皇帝アウグストゥスから最後の西ローマ皇帝までを視野に入れ、各局面において重要な役割を担った皇帝の治世をピックアップし、各皇帝が歩んだ人生と人物像をたどりながら、それらを通じてローマ帝国の変質過程を観察してみようと思います。

【各回の講義予定】
第1回 2016/ 9/29(木) 皇帝の出現と皇帝権力
第2回 2016/10/ 6(木) 初代皇帝アウグストゥス:「共和政の継続」と「事実上の帝政」の並存という矛盾
第3回 2016/10/13(木) 暴君カリグラ:皇帝とは「市民の中の第一人者」?
第4回 2016/10/20(木) 五賢帝(1):ネルウァとトラヤヌス
第5回 2016/10/27(木) 五賢帝(2):ハドリアヌスとアントニヌス・ピウス
第6回 2016/11/10(木) 五賢帝(3):マルクス・アウレリウスと「ローマの平和」の終焉
第7回 2016/11/17(木) カラカラとセウェルス朝
第8回 2016/11/24(木) ペルシアの虜囚となったウァレリアヌス:軍人皇帝時代と「3世紀の危機」
第9回 2016/12/ 1(木) ディオクレティアヌスとコンスタンティヌス:帝国の再編
第10回 2016/12/ 8(木) テオドシウスと「帝国の東西分裂」、そして西ローマ帝国の滅亡へ

備考

【テキスト・参考図書】
参考図書
『世界の歴史(5)ギリシアとローマ』(中公文庫)(ISBN:978-4122053120)
『古代ローマを知る事典』(東京堂出版)(ISBN:978-4490106480)
『ローマ皇帝歴代誌』(創元社)(ISBN:978-4422215112)

講師陣

名前 新保 良明
肩書き 東京都市大学教授
プロフィール 1958年長野市生まれ。東北大学博士前期課程修了。博士(文学、東北大学)。専門分野は古代ローマ史であり、特に帝政前期の行政構造に関心を寄せている。手頃な著書として、『ローマ帝国愚帝物語』(新人物文庫)と『古代ローマ人のくらし図鑑』(宝島社)を挙げておく。
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