大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
日中戦争から朝鮮戦争に至る中国史の展開過程を、その政治・経済・社会的特徴をふまえて明らかにしていくことを目指す。

【講義概要】
今や世界の政治・経済状況に大きな影響力を持つに至った中国は、如何なる歴史的特徴を持っているのであろうか?本講義では、日中戦争から朝鮮戦争に至る中国史の展開過程を確認し、それが如何なる歴史的要因に規定され、如何なる変化を中国社会にもたらすものだったのかを、(1)日中戦争と中国社会、(2)戦後社会の展開と中華人民共和国の成立、(3)朝鮮戦争と中国社会の変容、を軸に講述する。なお、前半の一部に昨年と同内容の部分が含まれている。

【各回の講義予定】
第1回 2016/10/ 3(月) 日中戦争の展開と中国社会（1）
第2回 2016/10/10(月) 日中戦争の展開と中国社会（2）
第3回 2016/10/17(月) 日中戦争の展開と中国社会（3）
第4回 2016/10/31(月) 戦後の混乱と中華人民共和国の成立（1）
第5回 2016/11/ 7(月) 戦後の混乱と中華人民共和国の成立（2）
第6回 2016/11/14(月) 戦後の混乱と中華人民共和国の成立（3）
第7回 2016/11/21(月) 朝鮮戦争と冷戦下の国家建設（1）
第8回 2016/11/28(月) 朝鮮戦争と冷戦下の国家建設（2）
第9回 2016/12/ 5(月) 朝鮮戦争と冷戦下の国家建設（3）
第10回 2016/12/12(月) 「文化大革命」への序曲

名前	松重 充浩
肩書き	日本大学教授
プロフィール	1960年山口県生。広島大学大学院文学研究科東洋史学専攻博士課程後期単位取得退学。外務省外交史料館、県立広島女子大学国際文化学部准教授を経て、現職。著書に、『「満洲」の成立』(名古屋大学出版会・共著)、『20世紀満洲歴史事典』(吉川弘文館・共編著)、『?介石研究』(東方書店・共編著)などがある。