大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
平安朝の昔から親しまれた詩人、白楽天。わが国で最もよく読まれた詩人は白楽天でしょう。この講座では、その詩を一首ずつ時間をかけて味わい、鑑賞してゆきましょう。

【講義概要】
プリントを用いて白楽天の作品を読んでゆきます。はじめに白楽天の生涯を簡単に紹介し、詩が作られた背景にも目を配れるようにしたいと思っています。また、必要に応じて、詩の形式についてもお話ししたいと思っています。プリントは、江戸時代の本を影印したものを使用しますが、さほど難しくはありません。ゆっくりと目を慣らして参りましょう。

【各回の講義予定】
第1回 2016/ 9/30(金) 「曲江早春」、「長安正月十五日」、「劉家花」、「仇家酒」
第2回 2016/10/ 7(金) 「強起迎春戯寄思黯」、「寒食月夜」、「途中寒食」、「寒食夜」
第3回 2016/10/14(金) 「寒食夜有懐」、「寒食夜」、「送李校書趁寒食帰義與山」
第4回 2016/10/21(金) 「歎春風兼贈李二十侍郎二絶」、「春雪過皇甫家」、「夢行簡」
第5回 2016/10/28(金) 「重到毓材宅有感」、「洛陽春」、「二月二日」、「衰病」
第6回 2016/11/11(金) 「獨酌憶微之」、「得錢舎人書問眼疾」、「県南花下酔中留劉五」
第7回 2016/11/18(金) 「和友人洛中感春」、「病中答招飲者」、「別柳枝」、「間眠」
第8回 2016/11/25(金) 「題西亭」、「春風」、「老病」、「憶叔」
第9回 2016/12/ 2(金) 「憶江柳」、「寄明州于?馬使君」、「負春」、「期不至」
第10回 2016/12/ 9(金) 「裴令公席上贈別夢得」、「利仁北街作」、「又題一絶」

名前	田口 暢穗
肩書き	鶴見大学名誉教授
プロフィール	早稲田大学大学院修了、鶴見大学名誉教授。専門分野は中国古典文学(主に唐詩)。主な著書に『続おじさんは文学通5.漢詩編』(明治書院)、『校注 唐詩解釈辞典』(大修館)などがある。