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講座詳細情報

申し込み締切日:2016-07-04 / 芸術・文化:その他教養 / 学内講座コード:320213

「日本的なもの」とは何か 美術、音楽、建築、文芸などからの考察

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
7月11日(月)~ 9月12日(月)
講座回数
8回
時間
15:00~16:30
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
18,922円
定員
30
その他
ビジター価格 21,773円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
・近現代の日本の文芸、美術、映像、建築などにみる「日本的な造形」の由来を探る。
・19世紀末の西欧でジャポニスムと呼ばれた日本ブームと、現代日本で〈クールジャパン〉と呼ばれる「日本賛美」のモードがどのように取り結ばれるのかを、あわせて考えたい。
・それは、私たちの心の中にある伝統や風土への愛着とその行方を問うことでもある。

【講義概要】
私たちが自分のなかに育まれた伝統や固有の文化に親しみを覚え、心を動かされるのはなぜだろうか。この講義では20世紀を中心に文芸や美術、建築、映像など表象にあらわれた「日本的なもの」の造形をとりあげ、グローバリゼーションの下でそれがどのように生まれて増幅や拡散、反転してきたかを探ります。19世紀末に西欧から広がったジャポニスム(日本趣味)から、21世紀の日本から発信される〈クールジャパン〉への回路をたどってみたいと思います。

【各回の講義予定】
第1回 2016/ 7/11(月) ジャポニスムの周辺(山本芳翠とジュディット・ゴーティエ) ― 美術
第2回 2016/ 7/25(月) 誤解の循環(プッチーニ『蝶々夫人』の構造と展開) ― 音楽
第3回 2016/ 8/ 1(月) 東京駅と日本橋(辰野金吾と妻木頼黄のたたかい) ― 建築
第4回 2016/ 8/ 8(月) 〈富士〉を仰いで(岡倉天心と横山大観) ― 美術
第5回 2016/ 8/22(月) 総力戦と〈満州〉という空間(李香蘭と山田耕筰) ― 音楽
第6回 2016/ 8/29(月) 敗戦の表象(藤田嗣治、黒澤明、太宰治) ― 美術、映画、文芸
第7回 2016/ 9/ 5(月) 〈戦後〉を疑う(三島由紀夫の生きた時間) ― 文芸
第8回 2016/ 9/12(月) 五輪と万博(丹下健三と岡本太郎が作った風景) ― 建築と祝祭

備考

【テキスト・参考図書】
テキスト
『〈日本的なもの〉とは何か』(筑摩書房)(ISBN:978-4480016218)

講師陣

名前 柴崎 信三
肩書き ジャーナリスト、獨協大学講師
プロフィール 1946年東京都生まれ。慶応義塾大学法学部政治学科卒業後、日本経済新聞社へ入社し、文化部長や論説委員を務めた。現在はジャーナリスト。獨協大学、白百合女子大学でメディア論などを講じる。著書に『絵筆のナショナリズム』(幻戯書房)、『〈日本的なもの〉とは何か』(筑摩書房)などがある。
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