大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
声だけのアンサンブル「アカペラ」は、その手軽さから、若者からお年寄りまで多くの方々に親しまれています。そんなアカペラの魅力を、簡単なジャズやポップス風のコーラスアレンジを使いながら伝えていきます。特に、オリジナルや既存の楽曲の譜面を使いながら実際に声を出して練習しますので、技術的なポイントを体感できます。
レッスン全体を通して、音楽的な基礎知識に加えて、パートの成り立ち、ベース奏法、ボイスパーカッション、楽器の音まねなど、多少専門的なことにも触れていきます。音楽を楽しみたいという気持ちがあれば、どなたでも歓迎します。

【講義概要】
アカペラの初歩の初歩から、グループを組んで発表に至るまでの過程を学んでいきます。受講生のレベルを考慮した課題曲を用意し、その譜面を音源を聴きながら練習していきます。各パートの「音とり」や、ハーモニーの作り方は講師が直接指導します。曲の輪郭が出来上がるまでは合唱の形式で練習し、全部通して歌えるようになったところでグループ分けを行い、1人1パートのアカペラ演奏を体験していただきます。一方で、アカペラの成り立ちや技術について理解を深めるために、必要に応じて音楽理論、声の出し方、息の使い方、発音などの知識の解説を行います。また、音源資料の鑑賞を通して、魅力ある演奏とは何かということも一緒に考えていきたいと思います。

【ご受講に際して】
◆楽譜の読み方(音符の意味など)が分からない方は、できれば事前に少し勉強していただくと、スムーズに歌の練習に入っていただけます。

【テキスト・参考図書】
参考図書
『アカペラ・パーフェクト・ブック』（ドレミ楽譜出版社）（ISBN:978-4285132304）

【備考】
◆【ご注意】パンフレット記載の日程が、講師都合により変更となりました。ご確認ください。
5/12:休講 6/30:補講

名前	北村 嘉一郎
肩書き	ボイスパーカッショニスト、国際アカペラNPO団体Vocal Asia日本代表
プロフィール	早稲田大学在学中の96年、プロアカペラグループ「TRY-TONE」に加入し、2008年ソロとして独立。納谷嘉彦(pf)、矢幅歩(vo)などのグループで活躍する。インストラクターとしての実績も多く、国内外でアカペラ関連の講義も行う。2011年にはアカペラNPO団体「Vocal Asia」の日本代表に選任され、様々な国際交流活動にも取り組んでいる。