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申し込み締切日:2016-04-04 / 世界史:その他教養 / 学内講座コード:310315

地中海考古学 古代オリエントと西欧を結ぶ文明史の探訪

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
4月11日(月)~ 6月20日(月)
講座回数
10回
時間
13:00~14:30
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
23,652円
定員
30
その他
ビジター価格 27,216円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
古代オリエントと現代の西欧文明の知の間にはどのような断層があり、知の集積はいかに受け継がれていったのであろうか。本講義では、考古学的な視点から、両者の狭間にある地中海の断層にみられる文明堆積を考察する。

【講義概要】
古代オリエントで醸成された知は、神権社会の特性と深い繋がりを有していた。それが前1千年紀には大きく揺らぎ、ギリシアのは科学から哲学にわたる世界観を大きく変え、ローマのはひとびとの暮らしぶりに生かされた。イスラームはこの豊かな前身の知を包摂し、創造的な世界を作り上げ、それが西欧に受け渡されていった。政治・宗教・言語で断線され易い知の系譜論を、地中海考古学の視点から取り結んでいく。

【主な講義内容】
・はじめに ― 中東と西欧を取り結ぶ視座
・古代オリエント文明の知と神権社会の特質
・ ギリシア・ローマ文明の知(ミレトゥスの自然学と人々の暮らし / アテネの哲学と人々の暮らし / アレクサンドリアの精密科学 / ローマ社会の実践知と広域経済圏 / キリスト教世界の形成と都市・村落)
・イスラーム世界の登場 ― 地中海をめぐる勢力図の変貌
・イスラーム世界が包摂した知と独創的な文化の創造
・おわりに ―「迂回して」西欧に受け渡された知の集積

【各回の講義予定】
第1回 2016/ 4/11(月) はじめに ― 中東と西欧を取り結ぶ視座
第2回 2016/ 4/18(月) 古代オリエント文明の知と神権社会の特質
第3回 2016/ 4/25(月) ギリシア・ローマ文明の知(1) ― ミレトゥスの自然学と人々の暮らし
第4回 2016/ 5/ 9(月) ギリシア・ローマ文明の知(2) ― アテネの哲学と人々の暮らし
第5回 2016/ 5/16(月) ギリシア・ローマ文明の知(1/3) ― アレクサンドリアの精密科学
第6回 2016/ 5/23(月) ギリシア・ローマ文明の知(2/3) ― ローマ社会の実践知と広域経済圏
第7回 2016/ 5/30(月) ギリシア・ローマ文明の知(3/3) ― キリスト教世界の形成と都市・村落
第8回 2016/ 6/ 6(月) イスラーム世界の登場 ― 地中海をめぐる勢力図の変貌
第9回 2016/ 6/13(月) イスラーム世界が包摂した知と独創的な文化の創造
第10回 2016/ 6/20(月) おわりに ―「迂回して」西欧に受け渡された知の集積

備考

【ご受講に際して】
◆地中海の自然や文化全体に広く関心を持ち、受講のベースとして欲しい。

【テキスト・参考図書】
参考図書
『図説 地中海文明史の考古学 ― エジプト・物質文化研究の試み』(彩流社)(ISBN:978-4779120169)
『近代科学の源流』(中公文庫)(ISBN:978-4122049161)
『イスラム世界の経済史』(NTT出版)(ISBN:978-4757141148)

講師陣

名前 長谷川 奏
肩書き 早稲田大学客員教授
プロフィール 1958年愛知県生まれ。考古学者。専門はエジプト古代末期の物質文化研究。早稲田大学エジプト学研究所客員准教授、日本学術振興会カイロ研究連絡センター長を経て、現在、早稲田大学総合研究機構研究院客員教授。著書に、『現代の考古学(6)村落と社会の考古学』(朝倉書店、共著)、『講座 世界の先住民族(04)ファースト・ピープルズの現在 中東』(明石書店、共著)等がある。
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