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講座詳細情報

申し込み締切日:2016-04-20 / 世界史:その他教養 / 学内講座コード:310303

ヨーロッパ中世の王・貴族・騎士

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
4月27日(水)~ 6月 1日(水)
講座回数
5回
時間
13:00~14:30
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
11,826円
定員
30
その他
ビジター価格 13,608円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
ヨーロッパの中世は1000年間(500年頃-1500年頃)に及ぶが、その最盛期に当たる13世紀前半に近代のヨーロッパの原像ができあがった。特にここでは近代国家の形成に繋がる王権の拡大過程に焦点を当て、貴族諸階層との対抗関係の中でどのような手法と条件の下でそれが可能となったかを具体的に見ていくこととしたい。

【講義概要】
先ずヨーロッパ中世社会の全体構造を簡略に説明し、一般に「封建制社会」と呼ばれているものを明らかにする。他方でヨーロッパ中世は「貴族 = 領主制社会」と見なされており、教会も貴族階層出身者で占められ、絶大な世俗権力を持っていた。王権はまだ弱体であり、貴族層の利害を調整する程度の役割にとどまっていた。しかし、13世紀の後半以降王権はその宗教的権威 = 聖性をテコに裁判権、軍事権など公的な権力を貴族層から奪い、その権力を強化していく。貴族と騎士の関係、聖と俗の関係にも触れながら、中世における王とは何かを考えてみることとしたい。

【主な講義内容】
中世社会の基本構造: 封建制社会 / 教会と世俗権力: 聖と俗 / 王の権力と権威 /
貴族の社会と生活 / 騎士と騎士道

【各回の講義予定】
第1回 2016/ 4/27(水) 中世社会の基本構造:封建制社会
第2回 2016/ 5/11(水) 教会と世俗権力:聖と俗
第3回 2016/ 5/18(水) 王の権力と権威
第4回 2016/ 5/25(水) 貴族の社会と生活
第5回 2016/ 6/ 1(水) 騎士と騎士道

備考

【テキスト・参考図書】
テキスト
『フランスの中世社会 ― 王と貴族たちの軌跡』(吉川弘文館)(ISBN:978-4642056168)

講師陣

名前 渡辺 節夫
肩書き 青山学院大学名誉教授
プロフィール 1947年山梨県生まれ。フランスを中心に「ヨーロッパは一つ」という観点から西欧文明の原点を中世に探るという意味で、政治・経済・宗教を総合的に研究。東京大学大学院の修士課程修了以降、現在に至るまで、専任教員として大学で教養教育と専門教育双方を並行して担当。3回にわたるフランス留学を経てパリ第一大学で博士号取得。主著は『フランス中世政治権力構造の研究』(東京大学出版会)。
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