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申し込み締切日:2016-04-01 / 日本史:文学:その他教養 / 学内講座コード:310209

占領期のメディアと生活 占領期データベース:プランゲ文庫からわかってきたこと

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
4月 8日(金)~ 6月17日(金)
講座回数
10回
時間
15:00~16:30
講座区分
前期 
入学金
8,000円
受講料
23,652円
定員
30
その他
ビジター価格 27,216円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
連合国軍(GHQ)に占領された日本は、1945年から4年間、あらゆる言論活動が検閲されてきた。その検閲を担当したCCD(民事検閲局)に働きかけて、アメリカの歴史学者ゴードン・プランゲが母校のメリーランド大学に検閲された膨大な雑誌、新聞、書籍などを持ち帰った。それがマイクロ化され、データベース化されて、簡単に見られるようになった。占領期の人々の息使いをよみがえらせる講義が展開される。
※そのデータベースを制作したのが、今回講義を担当する山本先生らのグループである。

【講義概要】
プランゲ文庫には現在日本の図書館に所蔵されてない小グループの雑誌、新聞がある。占領期の庶民次元の身近な表現活動の記録である。当時の人々が新しい時代にどのような生活や文化を享受していたのか。今まで発見できなかった日本人の生活の実相を様ざまな角度からデータベースを駆使して読み解く。

【各回の講義予定】
第1回 2016/ 4/ 8(金) 太宰治 ― 神格化された大作家
第2回 2016/ 4/15(金) パンパンと男娼 ― その「人気」とGHQ検閲の痕跡
第3回 2016/ 4/22(金) キャバレーと特殊飲食店 ― RAAとの関連を中心に
第4回 2016/ 5/ 6(金) 山口淑子(原節子) ― 戦中から占領期に至る女優のイメージの変容
第5回 2016/ 5/13(金) 風船爆弾 ― この開発が残してくれたもの
第6回 2016/ 5/20(金) ペニシリン ― 品質工学「タグチメソッド」の誕生
第7回 2016/ 5/27(金) プランゲ文庫に見る占領期の読書
第8回 2016/ 6/ 3(金) プランゲ文庫に見る占領期における検閲の諸相
第9回 2016/ 6/10(金) 母の歌集つくり ― 自分史、家族史の編集
第10回 2016/ 6/17(金) これは便利だ!占領期データベース― ざっさくプラス、大宅壮一文庫を加えて

備考

【テキスト・参考図書】
参考図書
『占領期生活世相誌資料(I) 敗戦と暮らし』(新曜社)(ISBN:978-4788514027)山本武利 監修
『占領期生活世相誌資料(II) 風俗と流行』(新曜社)(ISBN:978-4788514379)山本武利 監修
『占領期生活世相誌資料(III)』(新曜社)山本武利 監修 ※近日発売予定

講師陣

名前 山本 武利
肩書き NPO法人インテリジェンス研究所理事長、早稲田大学名誉教授、一橋大学名誉教授
プロフィール 早稲田大学20世紀メディア研究所顧問、NPO法人インテリジェンス研究所所長。メディア史・インテリジェンス史・プロパガンダ研究。主たる単著に、『占領期メディア分析』(法政大学出版局、1996年)、『特務機関の謀略 ― 諜報とインパール作戦』(吉川弘文館、1998年)、『ブラック・プロパガンダ ― 謀略のラジオ』(岩波書店、2002年)、『GHQの検閲・諜報・宣伝工作』(岩波書店、2013年)など。
名前 川崎 賢子
肩書き 日本映画大学教授
プロフィール 専門は日本近代文学・文化・演劇。主たる単著に、『彼等の昭和』(白水社、1994年)、『尾崎翠 砂丘の彼方へ』(岩波書店、2010年)、『宝塚百年を越えて 植田紳爾に聞く』(国書刊行会、2014年)、共編著に『占領期雑誌資料大系 文学篇(全5巻)』(岩波書店、2009-2010年)などがある。
名前 松田 さおり
肩書き 宇?宮共和大学講師
プロフィール 1970年長野県生まれ。中央大学文学部卒業後、名古屋大学大学院文学研究科博士課程後期課程修了。博士(文学、名古屋大学)。専門分野は都市人類学、ジェンダー論。著書に、『占領期生活世相誌資料II 風俗と流行』(新曜社)、「占領期の東京・銀座におけるキャバレー/ダンスホール」(『Intelligence』第15号)などがある。
名前 河野 通之
肩書き NPO法人インテリジェンス研究所理事
プロフィール 1945年愛媛県生まれ。東京工業大学応用物理学科卒業後、三菱油化(株)入社。樹脂研究所勤務。自動車部品の樹脂化研究担当。(株)有沢製作所勤務。立体ディスプレイの営業開発部長担当。
名前 土屋 礼子
肩書き 早稲田大学教授、20世紀メディア研究所所長
プロフィール 早稲田大学政治経済学術院教授。早稲田大学20世紀メディア研究所所長。専門はメディア史研究。主たる著書に、『大衆紙の源流』(世界思想社、2002年)、『対日宣伝ビラが語る太平洋戦争』(吉川弘文館、2011年)、共編著に『叢書 現代のメディアとジャーナリズム4 大衆文化とメディア』(ミネルヴァ書房、2010年)、共訳書に『米国のメディアと戦時検閲』(法政大学出版局、2004年)などがある。
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