大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
戦国時代は、中世から近世に移行していく時代です。戦国大名が群雄割拠し、そのなかから統一政権が生まれていきました。本講座では、主に戦国大名が出した古文書を読みながら、中世から近世に移り変わっていく社会についてお話ししていきたいと思います。

【講義概要】
講義ごとに、戦国時代の古文書写真2通を配付します。戦国時代の古文書はくずし字で書かれていますので、それを読み下し、現代語訳をしながら、その文書の出された背景について考えたいと思います。春講座では、大河ドラマ「真田丸」前半に登場する人々の古文書を読むことで、戦国末期の動乱について検討します。

【各回の講義予定】
第1回 2016/ 4/13(水) 武田勝頼
第2回 2016/ 4/20(水) 真田昌幸
第3回 2016/ 4/27(水) 織田信忠
第4回 2016/ 5/11(水) 織田信長
第5回 2016/ 5/18(水) 滝川一益
第6回 2016/ 5/25(水) 北条氏邦
第7回 2016/ 6/ 1(水) 北条氏直
第8回 2016/ 6/ 8(水) 上杉景勝
第9回 2016/ 6/15(水) 徳川家康
第10回 2016/ 6/22(水) 真田信繁（幸村）

名前	丸島 和洋
肩書き	国文学研究資料館研究部特任助教
プロフィール	1977年生まれ。慶應義塾大学大学院後期博士課程単位取得退学。博士(史学)。専門は日本中世史。大河ドラマ「真田丸」時代考証。主著に、『戦国大名の「外交」』(講談社選書メチエ、2013年)、『郡内小山田氏』(戎光祥出版、2013年)、『図説真田一族』(戎光祥出版、2015年)、『真田四代と信繁』(平凡社新書、2015年)がある。