大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
現代的なテーマの英語の文章読解における「内容把握」ができることを目標とします。ここでの「内容把握」とは、20語程度の日本語でその理解を表現できることです。今回は、主に法律に関する文章を毎回読むことで、この分野の語彙も鍛えます。

【講義概要】
文の直訳に満足することなく、段落ごとにどういったことが書かれているかまで考えていただくことで、ある程度のまとまりで理解できるよう支援します。主に教科書掲載の法律についての文章を読んでいきますが、それ以外にも毎回時事的な文章も取り上げる予定です。教室内のプロジェクタに、テキストをフレーズ単位で映して、同時に英語母語話者での音声を教室内スピーカから出すことによって、音声にも配慮した授業を行います。授業の開始時には、前回学んだ語彙の確認テストを行うことで、受講生の方々の語彙力増強をお手伝いします。

【ご受講に際して】
◆指定の教科書をご準備ください。最初の授業では、1章と2章を読みますので、事前に読んで来てください。受講生に最適な授業を目指しますので、授業中に理解度を尋ねることがありますが、間違いを気にせず積極的にご参加ください。
◆法律について書かれたテキストを使いますが、法律を学ぶ講座ではありません。専門用語も多少出てきますが、新聞記事等でもよく使われるレベルのものが多いので、新聞記事やニュースを読んだり聞いたりする際にも役立つと思います。

【テキスト・参考図書】
テキスト
『英語で学ぶ日本の法、世界の法』（朝日出版社）（ISBN:978-4-255-15518-0）

名前	山口 高領
肩書き	早稲田大学講師
プロフィール	早稲田大学法学部・第二文学部卒業後、同大学院教育学研究科博士課程単位取得満期退学。専門分野は英語教育全般だが、言語教員養成や、リーディングやリスニングなどの4技能の訓練法に特に関心がある。後者については、速読力養成のためにチャンク単位での音読訓練の効果の検証をここ数年行っている。