大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
江戸時代を中心とした簡単な古文書を読めるようにするのが目標です。基本的な文字のくずし方や慣用表現、用語の意味などを解説していきます。全くの初心者の方でも、ご参加いただけます。また、すでに初級程度の学習を終えている方のスキルアップの講座としてもご利用できます。

【講義概要】
講義の進め方は、毎回配布するテキストを学習します。テキストには、簡単な古文書の写真と翻刻した文章を載せています。まず、翻刻文を読んでいき、古文書特有の言い回しに慣れていただきます。次に、古文書の写真を見ながら、くずし字の解説を行います。最後に、古文書の写真を見ながら、みなさんに原稿用紙(テキストに印刷されています)に翻刻文を書いていただく、というやり方で古文書の読解力を養成します。

【各回の講義予定】
第1回 2016/ 4/ 9(土) 古文書の基礎知識講義(1)
第2回 2016/ 4/16(土) 古文書の基礎知識講義(2)
第3回 2016/ 4/23(土) 古文書の基礎知識講義(3)
第4回 2016/ 5/ 7(土) 簡単な文章を読む(1)
第5回 2016/ 5/14(土) 簡単な文章を読む(2)
第6回 2016/ 5/21(土) 手紙・記録類を読む(1)
第7回 2016/ 5/28(土) 手紙・記録類を読む(2)
第8回 2016/ 6/ 4(土) 手紙・記録類を読む(3)
第9回 2016/ 6/11(土) 手紙・記録類を読む(4)
第10回 2016/ 6/18(土) 手紙・記録類を読む(5)
第11回 2016/10/ 1(土) 春学期の復習
第12回 2016/10/ 8(土) 手紙・記録類を読む(6)
第13回 2016/10/15(土) 手紙・記録類を読む(7)
第14回 2016/10/22(土) 手紙・記録類を読む(8)
第15回 2016/10/29(土) 手紙・記録類を読む(9)
第16回 2016/11/12(土) 手紙・記録類を読む(10)
第17回 2016/11/19(土) 手紙・記録類を読む(11)
第18回 2016/11/26(土) 手紙・記録類を読む(12)
第19回 2016/12/ 3(土) 手紙・記録類を読む(13)
第20回 2016/12/10(土) 手紙・記録類を読む(14)

【ご受講に際して】
◆児玉幸多編『くずし字用例辞典』(普及版、東京堂出版)があると便利です。他の古文書辞典をお持ちの方は、それでも結構です。
◆いつもお持ちの筆記具の他、HBくらいの鉛筆数本と消しゴムをご用意ください。シャーペンでも構いません。

【備考】
パンフレット記載の受講料に誤りがございましたので、以下の通り訂正させていただきます。
誤) 一括\21492、分納\11826×2回払、ビジター\27216
正) 一括\45144、分納\23652×2回払、ビジター\54432

名前	雲藤 等
肩書き	エクステンションセンター講師
プロフィール	1960年北海道生れ。早稲田大学大学院文学研究科修士課程。同大学大学院社会科学研究科博士課程修了。博士(学術、早稲田大学)。専門分野は日本近世・近代史。著書に『南方熊楠記憶の世界』(慧文社)、『南方熊楠と近代日本』(早稲田大学出版部)、『南方熊楠書翰』(藤原書店、共編)がある。