講座詳細情報
申し込み締切日:2016-04-06 / 文学:日本史 / 学内講座コード:100109
平安時代の仮名日記を読む 更級日記
- 開催日
- 4月13日(水)~ 6月22日(水)
- 講座回数
- 20回
- 時間
- 14:45~16:15
- 講座区分
- 前期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 45,144円
- 定員
- 30
- その他
- ビジター価格 54,432円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
関連講座
講座詳細
【目標】
平安時代の仮名日記は独自の魅力を持っています。一つとして同じ人生がないように、仮名日記はいずれも個性的で、それぞれのかけがえのない体験を、また人生を記しています。この講座が仮名日記の世界に分け入る契機となれば幸いです。
【講義概要】
『更級日記』は菅原孝標女が書いた仮名日記です。『更級日記』は,親しみやすい作品ですが,一方で解明されていない謎も多く存在しています。上洛の記の位置づけ、『源氏物語』との関わり、宮仕えや信仰の問題、家族など,まだまだ考究されるべき点が少なくありません。近時、散逸した巻末部部分の「切」が出現して大きな話題になった『夜の寝覚』などの物語の作者であるかどうかも、この『日記』を考えるうえで重要な問題です。併せて、『源氏物語』入手や姉と過ごした月夜の夜、春秋優劣を交わした時雨の夜など、印象深い名場面にも事欠きません。この仮名日記の傑作を丁寧に読み進めていきます。
平安時代の仮名日記は独自の魅力を持っています。一つとして同じ人生がないように、仮名日記はいずれも個性的で、それぞれのかけがえのない体験を、また人生を記しています。この講座が仮名日記の世界に分け入る契機となれば幸いです。
【講義概要】
『更級日記』は菅原孝標女が書いた仮名日記です。『更級日記』は,親しみやすい作品ですが,一方で解明されていない謎も多く存在しています。上洛の記の位置づけ、『源氏物語』との関わり、宮仕えや信仰の問題、家族など,まだまだ考究されるべき点が少なくありません。近時、散逸した巻末部部分の「切」が出現して大きな話題になった『夜の寝覚』などの物語の作者であるかどうかも、この『日記』を考えるうえで重要な問題です。併せて、『源氏物語』入手や姉と過ごした月夜の夜、春秋優劣を交わした時雨の夜など、印象深い名場面にも事欠きません。この仮名日記の傑作を丁寧に読み進めていきます。
備考
【テキスト・参考図書】
テキスト
『新編日本古典文学全集(26)和泉式部日記他』(小学館)(ISBN:978-4096580264)
【備考】
【パンフレット訂正】
扱う題材に関しまして、パンフレットには「和泉式部日記」と記載されておりましたが、
正しくは上記のとおり「更級日記」を取り扱います。
テキスト
『新編日本古典文学全集(26)和泉式部日記他』(小学館)(ISBN:978-4096580264)
【備考】
【パンフレット訂正】
扱う題材に関しまして、パンフレットには「和泉式部日記」と記載されておりましたが、
正しくは上記のとおり「更級日記」を取り扱います。
講師陣
名前 | 福家 俊幸 |
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肩書き | 早稲田大学教授 |
プロフィール | 早稲田大学大学院文学研究科修士課程・博士課程単位取得退学。博士(文学)。専門分野は平安時代日記文学、平安時代物語文学。主な著書に、『紫式部日記の表現世界と方法』(2006年・武蔵野書院)、『更級日記全注釈』(2015年・角川学芸出版)などがある。 |