検索:

トップ > 講座詳細


講座詳細情報

申し込み締切日:2016-02-06 / 健康・介護:その他教養 / 学内講座コード:340705

イスラム金融、利子禁止の背後にあるもの 商業を重視してきたイスラム金融の今日を含む歴史上の位置づけ

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
2月13日(土)~ 2月27日(土)
講座回数
3回
時間
10:30~12:00
講座区分
数回もの 
入学金
8,000円
受講料
7,096円
定員
30
その他
ビジター価格 8,165円
補足
資料を請求する
※この講座の申し込みは既に締め切りました。

関連講座

講座詳細

【目標】
キャラバンの交易を背景として7世紀に興ったイスラム教は、商業については先進的な考え方を取っているにもかかわらず、なぜ利子禁止なのでしょうか?イスラム教が台頭する以前の背景、現代におけるイスラム金融の特異性を明らかにします。

【講義概要】
ユダヤ教は利子の取扱にダブル・スタンダード(ユダヤ人同士と異邦人との間の利子適用の有無という差別)という点を有名なドイツの学者マックス・ウェーバーから指摘されました。キリスト教は、当初、必ずしもはっきりしなかったのですが、スコラ哲学の時代以降は厳しい利子禁止を適用していたにもかかわらず、ローマ・カトリックはそれを放棄せざるをえませんでした。イスラム教は、それが興った背景から、商業・経済活動に最も理解がある宗教と言われています。しかし、なぜ、イスラム教は利子禁止を標榜し続け、今日の先進国を中心にした国際金融に影響を及ぼすようになったのでしょうか。この問題を歴史的な切り口から解きほぐします。

【主な講義内容】
・イスラム教の成立以前のアラビア半島
・利子、高金利、暴利の違い、インフレ国・通貨弱小国では高金利が当たり前。イスラム金融を国策としてきたイラン、パキスタンの現状
・今日のイスラム金融の規模と、現代における利子禁止の建前と損益分担(Profit/Loss Sharing)の追求の実態

【各回の講義予定】
第1回 2016/ 2/13(土) イスラム教の成立以前のアラビア半島
第2回 2016/ 2/20(土) 利子、高金利、暴利の違い、インフレ国・通貨弱小国では高金利が当たり前。イスラム金融を国策としてきたイラン、パキスタンの現状
第3回 2016/ 2/27(土) 今日のイスラム金融の規模と、現代における利子禁止の建前と損益分担(Profit/Loss Sharing)の追求の実態

備考

【テキスト・参考図書】
参考図書
『現代のイスラム金融』(日経BP社)(2,400円)(ISBN:978-4822247102)※第1章、第6章、第7章、第8章のみ。
『イスラームを知る(12) イスラーム銀行』(山川出版社)(1,200円)(ISBN:978-4634474727)
『現代イスラーム金融論』(名古屋大学出版会)(4,800円)(ISBN:978-4815806583)

講師陣

名前 北村 歳治
肩書き 早稲田大学名誉教授
プロフィール 出身校:東京大学、オックスフォード大学院。大蔵省、IMF等を経て2007年~2014年まで公益監視委員会ボードメンバー。専攻は金融経済論。主な著書・論文等:『オリエンタル・トレード』(1997年)、『中央アジア経済』(1999年)、「市場利子率の機能分析」(2006年)、「ネット金融サービスとその担い手」(2007年)、『現代のイスラム金融』(2008年、共著)、「近年における金融分野の基調的な変化」(2014年)。
資料を請求する

関連講座

質問する

↑ページの先頭へ

© MARUZEN-YUSHODO Co., Ltd. All Rights Reserved.