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講座詳細情報

申し込み締切日:2016-01-01 / 世界史 / 学内講座コード:340311

文明は暴力を超えられるか ヨーロッパ古代~近世史における戦争と平和の法思想

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
1月 8日(金)~ 2月12日(金)
講座回数
6回
時間
15:00~16:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
14,191円
定員
30
その他
ビジター価格 16,330円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
ヨーロッパ史における戦争と平和の意味、在り方、変化、特質をヨーロッパのさまざまな法思想や法観念との関連で考察します。また、このことを通じて、「境界」と「共存」の問題について考えることを目指します。

【講義概要】
人々はさまざまなところで「境界」を設定します。自己と他者の間に差別的な線を引き、線のこちら側とあちら側とを区分します。その分断線が「境界」です。人々はしばしばこの「境界」を挟んで、敵とにらみ合い、時には武力衝突にいたります。この衝突の大規模なものが「戦争」です。「戦争」を支配するのは「境界」の思想です。一方、衝突のない状態が「平和」で、「平和」を支配するのは相手の存在を認める「共存」の思想です。ヨーロッパは「境界」と「共存」の思想、戦争と平和の問題を倫理だけではなく、法の問題として議論し続けてきました。講義では、このヨーロッパ的議論の歴史を探ってみることにします。

1:「人類の理論」とアリストテレス
2:法の国のパークス・ロマーナ
3:ヨーロッパの形成 ― ソワソンの甕と「神の国」
4:教皇革命 ― 聖職叙任権闘争のインパクト
5:タンネンベルクの戦い(1410年) ― 北の十字軍と国際人権思想
6:大航海時代と近世国際法学の成立 ― グロティウスへ

【各回の講義予定】
第1回 2016/ 1/ 8(金) 「人類の理論」とアリストテレス
第2回 2016/ 1/15(金) 法の国のパークス・ロマーナ
第3回 2016/ 1/22(金) ヨーロッパの形成 ― ソワソンの甕と「神の国」
第4回 2016/ 1/29(金) 教皇革命 ― 聖職叙任権闘争のインパクト
第5回 2016/ 2/ 5(金) タンネンベルクの戦い(1410年) ― 北の十字軍と国際人権思想
第6回 2016/ 2/12(金) 大航海時代と近世国際法学の成立 ― グロティウスへ

備考

【テキスト・参考図書】
参考図書
『文明は暴力を超えられるか』(筑摩書房)(3,200円)(ISBN:978-4480867216)
『国際理論』(日本経済評論社)(4,800円)(ISBN:978-4818819405)
『北の十字軍』(講談社学術文庫)(1,150円)(ISBN:978-4062920339)

講師陣

名前 山内 進
肩書き 一橋大学名誉教授
プロフィール 1949年北海道生まれ。一橋大学法学部卒業後、同大学院法学研究科博士課程単位取得満期退学。法学博士(一橋大学)。元一橋大学学長。専門分野は西洋法制史。著書に『掠奪の法観念史』(東京大学出版会)、『北の十字軍』(講談社)などがある。
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