講座詳細情報
申し込み締切日:2016-02-10 / 宗教・哲学:その他教養 / 学内講座コード:140510
インド仏教のすすめ 空性あるいはブッダの知
- 開催日
- 2月17日(水)~ 3月 9日(水)
- 講座回数
- 4回
- 時間
- 13:30~15:30
- 講座区分
- 後期
- 入学金
- 8,000円
- 受講料
- 14,386円
- 定員
- 30
- その他
- ビジター価格 16,546円
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
【目標】
ナーガールジュナ(龍樹,二世紀)の『中論』に説かれる「空性」にかかわるさまざま理説を「ブッダの知」に近づくための方便(方法)として理解すること。
【講義概要】
ナーガールジュナは『中論』の冒頭と末尾においてブッダへの恭敬の念を表明しています。それはその論述と「ブッダの知」との密接な関わりを示唆すると言えましょう。宗教的実践上の目標としての「空性」ではなく、理知の対象としての「空性」の意味をあきらかにし、さらに「ブッダの知」への知的な方向付けの方法の一端を提示することが、本講の課題となります。そこでの一つの重要な観点は、空性が是とされなければ悟りも実現されえない、というその著者の信念です。
【各回の講義予定】
第1回 2016/ 2/17(水) 四聖諦と悟り
第2回 2016/ 2/24(水) ものとしての諸法
第3回 2016/ 3/ 2(水) 各別から相互性へ
第4回 2016/ 3/ 9(水) 過程としての空性
ナーガールジュナ(龍樹,二世紀)の『中論』に説かれる「空性」にかかわるさまざま理説を「ブッダの知」に近づくための方便(方法)として理解すること。
【講義概要】
ナーガールジュナは『中論』の冒頭と末尾においてブッダへの恭敬の念を表明しています。それはその論述と「ブッダの知」との密接な関わりを示唆すると言えましょう。宗教的実践上の目標としての「空性」ではなく、理知の対象としての「空性」の意味をあきらかにし、さらに「ブッダの知」への知的な方向付けの方法の一端を提示することが、本講の課題となります。そこでの一つの重要な観点は、空性が是とされなければ悟りも実現されえない、というその著者の信念です。
【各回の講義予定】
第1回 2016/ 2/17(水) 四聖諦と悟り
第2回 2016/ 2/24(水) ものとしての諸法
第3回 2016/ 3/ 2(水) 各別から相互性へ
第4回 2016/ 3/ 9(水) 過程としての空性
備考
【ご受講に際して】
◆サンスクリット原典にもとづく講師による翻訳を資料として配付します。授業ではサンスクリットのもろもろの術語の本来的な意味を紹介してまいりますが、サンスクリットの語学的な知識の習得を目標とするものではありません。
◆インド仏教の基本的な教理事項のいくつか、たとえば四聖諦や五蘊について学んだことがある方であれば、初心者の方でも安心してご受講いただけます。
◆サンスクリット原典にもとづく講師による翻訳を資料として配付します。授業ではサンスクリットのもろもろの術語の本来的な意味を紹介してまいりますが、サンスクリットの語学的な知識の習得を目標とするものではありません。
◆インド仏教の基本的な教理事項のいくつか、たとえば四聖諦や五蘊について学んだことがある方であれば、初心者の方でも安心してご受講いただけます。
講師陣
名前 | 齋藤 直樹 |
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肩書き | 早稲田大学講師 |
プロフィール | 1962年東京都出身。早稲田大学第一文学部人文専修卒業後、同大学院文学研究科東洋哲学専攻博士課程単位取得満期退学。マールブルク・フィリップス大学外国語文献学専攻にてPhD取得。著書『Das Kompendium der moralischen Vollkommenheiten』 (Indica et Tibetica 38)、論文「慈悲と縁起」「ダルマの自性」「転変としての世界」等がある。研究主題はインド仏教による、世界認識の超克。 |