大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
題材となる作品の歴史、背景などを学び、その後、実際に役を演じることを通して作品の世界をより深く理解し、「演じること」を通して、自らへの新しい発見をすることを目標とします。

【講義概要】
杉村春子の代表作『女の一生』と呼ばれる芝居を題材に、まずはその作品の歴史、作品の背景、エピソードなどについて講義し、作品の世界を紹介します。
第二回以降はその作品の名場面といわれる部分を抜粋し、何グループかに分けて実際に受講者のみなさんに役を演じていただきます。演じる際には、文学座の俳優もご一緒して、みなさんの芝居をサポートします。実際に演じてみることで、その時代の言葉を感じ、作品世界を深く体験します。また他グループの芝居を見ることで、自分たちへの気づきも深まります。講義から実演を通して芝居の世界に入り込み、内側から作品をみつめ、自らの体を使ってアウトプットする、やってみると、やみつきになる面白い体験です。知らなかった自分に出会い、いつもと違う自分になる。演劇ワークショップならではの楽しさを感じていただけたらと思います。

【ご受講に際して】
◆演劇経験の有無は一切問いません。

【備考】
パンフレット訂正:12/5休講→12/19補講

名前	西川 信廣
肩書き	演出家(文学座所属)
プロフィール	東京生まれ。1986年文化庁派遣芸術家在外研修員としてイギリスに滞在。受賞歴は紀伊國屋演劇賞、読売演劇大賞ほか、多数。最近の劇団公演に「殿様と私」「セールスマンの死」など。 劇団公演以外にも、「黒革の手帖」「マイ・フェア・レディ」「嵐が丘」など幅広く活躍。日本劇団協議会会長。日本演出者協会理事。