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講座詳細情報

申し込み締切日:2015-09-21 / 世界史 / 学内講座コード:330304

世界初の公務員試験・科挙から見る中国の歴史と現在 中国の文化政策とメンタリティ形成

主催:早稲田大学エクステンションセンター早稲田大学エクステンションセンター 中野校(東京都)]
問合せ先:早稲田大学エクステンションセンター TEL:03-3208-2248
開催日
9月28日(月)~10月26日(月)
講座回数
5回
時間
15:00~16:30
講座区分
後期 
入学金
8,000円
受講料
11,826円
定員
30
その他
ビジター価格 13,608円
補足
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※この講座の申し込みは既に締め切りました。

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講座詳細

【目標】
日本にとって時に不思議な中国の思考や行動のナゾを、科挙の歴史とその文化的影響から分析します。また、この土壌で形成された中国人のメンタリティーを紹介し、改めて日本や諸外国への相対的な視点を獲得することを目指します。グローバル化の時代だからこそ、情報の海に飲み込まれることなく自ら思考して異文化を理解することが重要です。本講はその一助となることでしょう。

【講義概要】
近くて遠い国、中国。現在の日本にとって中国は生産拠点や市場として無視できない存在でありながら、政治や文化といった各方面で外交摩擦が発生しています。その中国は共産党の一党独裁下で民主主義は圧殺されている……ように見えます。実は「上有政策、下有対策」(お上が政策を立案すれば、庶民は抜け穴を見つけ出す)と言われる中国。その独特なメンタリティーを理解するべく、世界初の公務員試験「科挙」や言論統制・自主規制について歴史をひもとき現状を分析します。

【各回の講義予定】
第1回 2015/ 9/28(月) 略説中国史 ― 日本と中国のどこが同じで何が違うのか
第2回 2015/10/ 5(月) 「公平」の旗のもとに ― 世界初の国家公務員試験「科挙」
第3回 2015/10/12(月) 中国の試験地獄 ― 科挙制度の光と影
第4回 2015/10/19(月) だって試験に出るんだもん ― 文化政策としての科挙施行
第5回 2015/10/26(月) 囧(ケイ)ってことば、知っていますか?― 中国の言論統制・自主規制と人々の「自由」

備考

【ご受講に際して】
◆参考図書や高校の世界史教科書を読み、講義に対する理解を深めていただければ幸いです。

【テキスト・参考図書】
参考図書
『中国の歴史(10)ラストエンペラーと近代中国』(講談社)(2,600円)(ISBN:978-4062740609)
『中国史概説』(白帝社)(2,800円)(ISBN:978-4891743413)
『科挙 ─ 中国の試験地獄』(中公新書)(680円)(ISBN:978-4121000156)
『和僑』(角川書店)(1,800円)(ISBN:978-4041103050)
『中国のマスゴミ ─ ジャーナリズムの挫折と目覚め』(扶桑社新書)(760円)(ISBN:978-4594063665)

講師陣

名前 水盛 涼一
肩書き 東北大学助教
プロフィール 1979年東京生まれ。博士(文学、東北大学)。中国上海の復旦大学に二年間留学。専門分野は中国近現代史。東北大学で学生指導にあたるほか、福島大学大学院などで歴史学に関する講義を担当。主な論文に「天津の吉野作造とその時代」(『吉野作造と近代中国』、吉野作造記念館、2015年4月)などがある。
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