大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
何となく「敷居が高い」と思っている「日本の古典芸能」を広く浅く、そして何よりも「楽しく」お話することを目標とします。何の準備も心構えも必要ありません。気楽にお聴きいただき、いずれかの分野で魅力を感じていただければ幸いです。

【講義概要】
全10回の講義の中で、「能」「狂言」「歌舞伎」「人形浄瑠璃」「落語」についてお話します。知っているようで知らない「違い」やお勧めの演目、鑑賞のポイント、古典芸能に関する話題を幅広く、難しくなりすぎないように、気軽に楽しんでいただけるようにお話をします。まったくの初心者の方は基礎知識の習得、ある程度ご覧になっている方はご自分の知識の整理や確認ができます。回数を重ねるごとに、今まで何となく遠くに感じていた日本の「古典芸能」が、意外に身近なものであり、そこに隠された深い魅力と味わいを知っていただくことを目指します。

【各回の講義予定】
第1回 2015/ 9/29(火) 「名人・名優」の達した境地とは?
第2回 2015/10/ 6(火) 今、楽しみたい歌舞伎の演目と役者
第3回 2015/10/13(火) これからの『文楽公演』の解説
第4回 2015/10/20(火) 「能」の豪華絢爛と侘び寂び
第5回 2015/10/27(火) 野村萬斎は『狂言師』か?
第6回 2015/11/10(火) 落語を語る
第7回 2015/11/17(火) 古典芸能を楽しむポイントとコツ
第8回 2015/11/24(火) 歌舞伎400年の歴史が持つ力
第9回 2015/12/ 1(火) 能と歌舞伎の決定的な違い
第10回 2015/12/ 8(火) 講座のまとめ

名前	中村 義裕
肩書き	演劇評論家、日本文化研究家、前進座附属養成所講師
プロフィール	演劇評論家。日本文化研究家。前進座附属俳優養成所講師。早稲田大学第二文学部演劇専修卒業。主な著書に、『九代目 松本幸四郎』(2014年、三月書房)、『日本の伝統文化しきたり事典』(2014年、柏書房)など。ウェブサイト「演劇批評」