大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
中国近現代史に大きな影響を与えた日中戦争の展開過程を、最新の研究成果をふまえて概説し、日中戦争が中国の如何なる歴史的条件に規定され、同時に如何なる変容を中国社会にもたらすものだったのかの理解を目指す。

【講義概要】
中国近現代史において日中戦争は、如何なる意義を持ち、如何なる影響を現在の中国に与えているのだろうか?本講義では、日中戦争の展開過程を確認しつつ、それが如何なる歴史的要因に規定されていたのかと共に、如何なる変化を中国社会にもたらすものだったのかを、（1）日中戦争前夜の中国社会、（2）戦争の展開過程、（3）中国社会の変容と「遺産」、を軸に講述する。なお、前半の一部に昨年と同内容の部分が含まれている。

【各回の講義予定】
第1回 2015/ 9/28(月) 日中戦争前夜の中国社会(1)
第2回 2015/10/ 5(月) 日中戦争前夜の中国社会(2)
第3回 2015/10/12(月) 日中戦争前夜の中国社会(3)
第4回 2015/10/19(月) 日中戦争の展開と国民政府(1)
第5回 2015/10/26(月) 日中戦争の展開と国民政府(2)
第6回 2015/11/ 2(月) 日中戦争の展開と国民政府(3)
第7回 2015/11/ 9(月) 日中戦争と中国社会の変容(1)
第8回 2015/11/16(月) 日中戦争と中国社会の変容(2)
第9回 2015/11/30(月) 日中戦争と中国社会の変容(3)
第10回 2015/12/ 7(月) 日中戦争の「遺産」と戦後中国社会

名前	松重 充浩
肩書き	日本大学教授
プロフィール	1960年山口県生。広島大学大学院文学研究科東洋史学専攻博士課程後期単位取得退学。外務省外交史料館、県立広島女子大学国際文化学部准教授を経て、現職。著書に、『「満洲」の成立』(名古屋大学出版会・共著)、『20世紀満洲歴史事典』(吉川弘文館・共編著)、『?介石研究』(東方書店・共編著)などがある。