大学公開講座のセカンドアカデミー

【目標】
東京では江戸期以来、山の手と下町という二つの都市空間が形作られてきました。東京山の手の街の歴史と、現代に息づく特有の空間構造や街並み風景について学び、その過去・現在・未来について考えます。

【講義概要】
地図、写真、絵図等の資料を用いて江戸から現代の東京に至る都市の変化を追い、山の手と下町を比較しながら、都市構造や街並み風景の特色を見ていきます。建築や都市空間に生活様式が反映されているさまを、講義と3回の巡見(上野公園界隈・神楽坂界隈・渋谷界隈)を通して把握し、東京山の手の都市空間や都市風景の特色と魅力を理解します。また、江戸から明治、大正、昭和、平成に至る、東京の都市風景の変遷を学び、その現状とその未来について考えます。

【各回の講義予定】
第1回 2015/10/ 1(木) 東京都心部の地形概要
第2回 2015/10/ 8(木) 上野台地周辺の地形と街並み
第3回 2015/10/15(木) 《巡見》上野公園周辺を歩く
第4回 2015/10/22(木) 東京の花街
第5回 2015/10/29(木) 新宿区の地形と街並み
第6回 2015/11/12(木) 《巡見》神楽坂界隈を歩く
第7回 2015/11/19(木) 山の手の繁華街の変遷
第8回 2015/11/26(木) 渋谷周辺の地形と街並み
第9回 2015/12/ 3(木) 《巡見》渋谷界隈を歩く
第10回 2015/12/10(木) 名所絵に見る山の手

【ご受講に際して】
◆巡見は現地集合(開始15分前)・現地解散となります。交通費等の費用は別途実費ご負担となります。その他、詳細は講座の中でお知らせします。
◆基本1時間半の予定ですが、最大2時間程度になる場合もありますので、お申込の際は前後の講座との時間重複にご注意ください。
◆天候によっては日程が変更になる場合があります。
◆受講料にはイヤホンガイド代を含んでおります。

名前	松本 泰生
肩書き	尚美学園大学講師
プロフィール	1966年静岡県生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。博士(工学・早稲田大学)。都市景観・都市形成史研究を行う傍ら、90年代からの東京の階段を訪ね歩く。著書として『東京の階段―都市の「異空間」階段の楽しみ方』(日本文芸社)、『新宿学』(紀伊國屋書店・共著)がある。