講座詳細情報
申し込み締切日:2015-10-02 / 文学 / 学内講座コード:330113
文学作品にみる武蔵野II
- 開催日
- 10/02, 10/09, 10/23, 10/30, 11/06, 11/13, 11/20, 11/27, 12/04, 12/11
- 講座回数
- 10
- 時間
- 金曜日 10:30~12:00
- 講座区分
- 数回もの
- 入学金
- -
- 受講料
- 27,216円
- 定員
- 30
- その他
- 早稲田大学オープンカレッジ会員は、23,652円。
- 補足
※この講座の申し込みは既に締め切りました。
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講座詳細
「武蔵野」とか「中央線」といった言葉には、独特の響きがあります。「場所の記憶」「土地への想像力」が、他の場所以上に顕著であるからです。明治から現代に至る文学作品には、そうした「武蔵野」「中央線」の魅力を描いた作品が多く見られます。代表的な作品を辿りつつ、新たな照明を与えて行きたいと思います。
今年度は、明治・大正の文学を扱った春学期と同じ様に、概観をお話しするとともに、何人かの作家や作品については、少していねいに時間をかけて読み込みたいと思います。11月には、3回にわたって大岡昇平『武蔵野夫人』(新潮文庫)を中心に分析します。黒井千次『たまらん坂』(講談社文芸文庫)も、ぜひ手元においていただけるとありがたく思います。昨年秋は、編集者の大村彦次郎さんにゲストとして2回ご出講いただきましたが、今年の秋は、作家で武蔵野大学教授でもある三田誠広さんをゲストとしてお迎えし、ご自身と武蔵野の文学とのつながりを中心に、2回(10/30、11/6)お話をうかがうことになりました。ご期待下さい。
【主な講義内容】
武蔵野を描く随想の系譜 ― 吉田絃二郎と亀井勝一郎 / 井伏鱒二と太宰治 /
太宰治の作品 ― 『東京八景』『ヴィヨンの妻』など / 私と武蔵野の文学 /
大岡昇平『武蔵野夫人』 / 黒井千次『たまらん坂』の世界
今年度は、明治・大正の文学を扱った春学期と同じ様に、概観をお話しするとともに、何人かの作家や作品については、少していねいに時間をかけて読み込みたいと思います。11月には、3回にわたって大岡昇平『武蔵野夫人』(新潮文庫)を中心に分析します。黒井千次『たまらん坂』(講談社文芸文庫)も、ぜひ手元においていただけるとありがたく思います。昨年秋は、編集者の大村彦次郎さんにゲストとして2回ご出講いただきましたが、今年の秋は、作家で武蔵野大学教授でもある三田誠広さんをゲストとしてお迎えし、ご自身と武蔵野の文学とのつながりを中心に、2回(10/30、11/6)お話をうかがうことになりました。ご期待下さい。
【主な講義内容】
武蔵野を描く随想の系譜 ― 吉田絃二郎と亀井勝一郎 / 井伏鱒二と太宰治 /
太宰治の作品 ― 『東京八景』『ヴィヨンの妻』など / 私と武蔵野の文学 /
大岡昇平『武蔵野夫人』 / 黒井千次『たまらん坂』の世界
講師陣
名前 | 中島 国彦 |
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肩書き | 早稲田大学教授 |
プロフィール | 1946年、東京生まれ。早稲田大学大学院博士課程修了、博士(文学)。早稲田大学文学学術院教授、公益財団法人日本近代文学館専務理事。日本近代文学専攻。著書『近代文学にみる感受性』(筑摩書房)、『夏目漱石の手紙』(共著、大修館書店)など。岩波書店版『白秋全集』『荷風全集』編集委員。 |
名前 | 三田 誠広 |
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肩書き | 作家、武蔵野大学教授 |
プロフィール | 元早稲田大学客員教授。1977年『僕って何』で芥川賞受賞。『数式のない宇宙論』、『釈迦とイエス/真理は一つ』、『いちご同盟』、『菅原道真の見果てぬ夢』、『道鏡』、『偉大な罪人の生涯 続カラマーゾフの兄弟』等、青春小説、歴史小説、児童文学、宗教、自然科学などの幅広い分野で著作多数。 |